第13章 〜鍋はどこからやってきた?〜
『うぅ…さっみぃ……。』
『E組は魔道具の設備がほぼないからなぁ…』
『本校舎は、最新の炎の魔法石エアコンが各クラス設置されてるらしいぜ?』
『ねぇねぇ、まぁ、鍋パしようよ〜!まぁん家、一人暮らしなら大丈夫でしょ?』
『ぅん!しよしよー!ひなのと、桃花と莉央、あと誰誘う?』
『へぇ〜。俺も混ぜてよ〜!』
『ま、カルマ君はまぁの彼氏だし、それだと男子何人か誘う?』
『俺たちも行ってもいいかな?』
『前原君に、磯貝君!もちろん来てきてー!』
『ねぇ、まぁ、渚君もいいかなぁ〜?あと、寺坂も!』
『はぁ?何で俺が勝手にメンバーに入ってんだよ!』
『だってさぁ〜、闇鍋パーティーには、リアクション上手な2人が必要でしょ〜?』
鍋メンバー(鍋パの趣旨が変わっている……)
『もぅ!カルマ!お鍋に変な具材入れるのナシだからねぇ!』
『ん〜!まぁの頼みなら仕方ないなぁ。今回は諦めるよ!』
『にゃや〜!先生もその鍋パ、是非参加させて下さい!』
『あぁ〜、あのね、先生。先生も来て欲しいんだけど。私の家、対魔物用の魔方陣が施されてるから、先生、部屋に入れないんだ。』
『にゃや?!そんな…もう次の給料日まで、先生食料を買えるお金がなくて……。』
『えっ?そうなの…?
なら先生、次の給料日まで私が毎日お弁当と夜食作って持ってきてあげる!』
『にゃやぁぁぁ!まぁさん、なんて優しい…!
先生今すぐ死んでも悔いはありません!』
鍋パメンバー(ってか、何で魔王が給料で暮らしてんだよ…)
『まぁ……』
『んっ?どうしたのカルマ…?』
(なんか、悪魔のツノとシッポが見える気が…)
『俺がこの前言ったこと、もう忘れちゃったのかなぁ〜?』
『あっ…。いや、その…コロ先生があまりにも不憫で…』
『で?!』
『コロ先生!ごめんなさい!!!
やっぱさっきの話、なかった事にしてぇ〜!』
『にゅやぁ〜!!まぁ、仕方ありません。
先生、グルメなので、いざとなれば無機物もいける口なので…』