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砂漠の月

第1章 砂漠の月00~70


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皆との海が本当に楽しかったのか
にこにこと笑顔を絶やさずに話す月子ちゃんが可愛いです。
今日は週末恒例のお泊り会で、いつもの面子+で私の部屋でごろごろ

「あの悪い兄ちゃん達どうなっただか?市姉ちゃん」
「黒羽がきちんと罰してくれたよ」
「内容は聞かない方がよさげだべ」

今日のゲストはいつきちゃん、月子ちゃんにべーったりくっ付いて笑顔が耐えなくて
ああー天使が居る、幸せです。

「それにしても」

焼けたなぁと月子ちゃんの肌を見てから自分の肌を見て
月子ちゃんは綺麗に小麦色なのに私の肌は赤い。
肌が白すぎると綺麗に焼けないのがネックだよね。

「毎年だけどお前は焼けねえよな」
「火傷したみたいに赤くなる体質がなぁ」
「うお!?」

晴久の手をがっしり掴んで引っ張ると、急な事だから見事に転がって
べろんと来てるシャツをめくると

「おまっ」
「あー、もう皮剥けてる」
「剥くなこら!」

わはは、べりりっと皮を剥くのが地味に楽しい。
晴久はもう色々諦めてされるがままだけど、体勢がきつそうだったから
月子ちゃん顔真っ赤だけど、彼女の膝に膝枕させてます

「月子悪い…」
「い、いえ、大丈夫、です」

おーい、もう満足したか?と聞かれて。うん、楽しかった。
抑えてた手を解放するとがばっと起きて、腹いせに顔や頭をわしわしされた
おおふ、不細工になるうぅ…

「月子ちゃん大丈夫だか?」
「いつきちゃん、うん、あのね」

いつきちゃんは月子ちゃんの反応に何かを察して、ふと晴久の顔を見てから私の顔を見る
これはいつきちゃんも月子ちゃんの恋心に気付いたな?

「そかそか、月子ちゃんも頑張るだよ」
「えええ」

女子の理解者が増えた?かすがも月子ちゃんの恋心に気付いてさり気なく応援してるんだよね
だがしかし、恋にばっかり見てもいられませんよ君達

「明日からテスト期間だよ諸君」

竹中さまに釘刺されたよ?私達は上位に居なさいって

「月子、勉強会するけど来れるか?」
「多分」

何となく晴久は、傍に月子ちゃんが居るのが当たり前になってるんじゃなかろうか。
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