第18章 絶対安静
襲いたいという衝動に襲われる中、必死にブレーキをかけた。
そんな矢先にケイトに訪れた尿意、盗み聞きしていたかのように内容を次々言う神フレイヤ。
それを前に僕等はどうすればいいかわからず愕然とするばかりだった。
フィン「待ってくれ//これ以上は//;」
フレイヤ「『ケイト…君は、僕にとって『光』そのものだ』」
ケイト「待って待って!//;もう言わないd
フレイヤ「『私も同じだよ。フィンに出会えて、本当に嬉しい。
本当によかったって心から想うよ』」
ケイト「うびゃあああああ/////;」両手で顔覆い
フレイヤ「そうして強く抱き締め合ったまま、同時に耳元で囁いた。
『『愛してる、世界であなただけを』』」
フィン&ケイト『うわああああああああああああっ!!!!//////;』頭抱
羞恥心に飲まれ、その後で囁いた言葉の数々に悶えるばかりだった。
人に真似されると冷静になったせいか、余計に羞恥心が込み上げて止まらなくなる。
フレイヤ「英雄譚にこの内容は必須事項ね!//」にや&キラン
ケイト「口止め料何すればいいですか!?」挙手
フレイヤ「3日間毎日おやすみ前に頬へキス^^♪」
ケイト「えっと…わかった;」
フィン「…済まないが、異性へのキスはケイトだけと決めt
フレイヤ「わかっているわ。
だからあなたには…この3日間だけでなく一生、毎日ケイトの隣で寝ること。
たとえこれから先、何があったとしてもね」くす
フィン「…ああ。ありがとう」
フレイヤ「それにしても、随分と肩の荷が下りたような顔ね」
フィン「憑き物が落ちたとでも言っておこうかな」肩すくめ&お手上げ
これ以上はやめてくれとジェスチャーした所、意外とあっさりと退いてくれた。
ロキならぐいぐいと逆に詰め寄ってくる所だが、やはり神は神でも違うようだ。
まあそれも当然なのだけれどね(しみじみ嘆息)
それから後、僕等は寄り添い合う所か…
ぎゅうぎゅう
抱き締め合い、互いに密着し切った状態で寝ていた。
こういうのを何というか…『蛇の生殺し』だ←必死に我慢している
こうして眠れない夜を過ごす中
すぐ隣で気持ちよさそうに眠ったまま擦り寄るケイトを前に、僕は内心嬉しく感じながらも苦笑するばかりだった。
でもその中には、確かな幸せがあったのは言うまでもない――