第99章 瘀血(おけつ)
三上「風間さんの幼い頃を聞きたいです
恵土『ん?利発な子だったぞ?
『え?』
ここから始まりますべた褒め祭り
恵土『頭もいいし1を聞いて100も知るし
打てば響くし
聡明で視野も広くて気も利いて
すぐ気付くし先回りするし
風間『お茶飲みますか?』すっ
恵土『ありがと』受け取り飲み出す
で…語られるのが……
ゲームでのサポートから妨害に援護、負かされたことも併せて
勉強ですぐコツを掴んで瞬く間に上がっていったこと
学年1位なこと
兄の進からも一杯自慢話を聞いたこと
風間『……//(こそばゆい
三上「へえ!子供の頃から凄かったんですね!
恵土『うんうん!すっごかったぞ!
運動神経も抜群だし文武両道だし言う事なし!!←風間の肩の上に手を置く
自慢の最っ高の幼馴染だ!一生推すぞ!!^^』
『………え?』
菊地原『恋人は?』訝しげ挙手
恵土『ん?秀次が恋人
推しのモデルが蒼也って感じ
『なるほど…』
歌川『旅行とか行ったことはあるんですか?
恵土『あ……
いや…ゲームか勉強、ばっかりだったな……
進も…巻き込んじゃった、な
あの時、突っ撥ねて拒否していたら
菊地原『それ関係ないでしょ
またそうやって人の責任抱え込む』溜息
風間『兄は入ります…
兄は…自分の意志で入ったんです
恵土『…え?』
風間『………
自慢の幼馴染が…
最高の親友が…
命を張って命を守りに行っているんだ…
そんなあいつを、その命を、俺は守りたいんだ
そう兄は言っていました、笑って
それを聞いた時は…ボーダーのことも何も知らず、なんのことか分からなかった
薬学部のことかと推測するしか……
でも…今は違う
俺も…同じです
たとえ死んだとしても…兄は変わらず、願っているはずです
俺も……
だから……
死なないで…生きて下さい
兄の分まで…
必ず守りますから
恵土『!!』瞠目
進「必ず守るからな!
^^」
笑い掛ける進の姿が重なる——
恵土『ほんと…敵わないなあ←目を左手で覆い
(ぼろぼろ)←隙間から零れ落ちてゆく
ほんと……
私なんかより…お前を大事にしてよっ
風間『しています』断言
恵土『なら…
先に死なないって約束してよ
頼むよ……』弱々しい声
風間『それであなたの気が済むのなら
恵土『ごめん…
ごめんな……』
胸に縋り付いて泣いた
