第99章 瘀血(おけつ)
出水「マジ疲れた
ぜってえ無理だわあれ」
東「はは、お疲れ様」微笑
加古「お疲れ様!また皆で焼肉食べに行きましょう」微笑
二宮「…ああ」
東隊に臨時で入り組んでいた出水
彼は後に…太刀川隊のシューターとして活躍することとなる
そして…
半年後、三輪が東隊に加入しチームとして活躍
東は初のスナイパーとして、東隊をA級1位とした猛者として有名となる
2年半前の戦い、及びこれまでの功績に伴い
沢村は無事、忍田本部長のサポートの座を勝ち取ったそう
沢村『ぶい!^^♪』Vサイン
最後の戦いは
あまりもの凄まじさから
チーム戦の見本として高く評価され
今でも配信が怠られることさえ無いそうです
恵土は恥ずかしがっていた
恵土『うわあ、あんな風なの?人から見たら
恥ずかしい//;』真っ赤になり俯く
加古『カッコいいわよ?惚れちゃうぐらい^^♪』キラン!
太刀川『加古さん、俺は?』自身指差し
加古『ん?恵土ちゃんほどではないわね』
太刀川『ええ〜;』
風間『言われるまでも無いだろう』じと目
二宮が小さく頷き
出水がうん、と大きく頷く
恵土特集でも取り上げられており、熱狂し
それに伴い人数が大きく増える事態へ貢献した
英雄と名高い、勇名が轟いたのもその辺り(2年半前)からだった
恵土が出ている戦闘は全て見応えがあることで定評があり
試用であれなんであれ大盛況となり、参加する人の上限が埋まれば
見物する人として全ての人が殺到し、席が埋まっても定点シールドで壁に付いたり、柵を掴んでぶら下がる人まで出る始末
その為……
戦闘の様子を見るブースが非常に大きくなりました
何人でも行ける程度には
鉄の雨
血の雨なりて
濡れにける
東が詠んで額縁に入れて飾られた横に
恵土が1枚の紙に書いて、付け足すように貼った
降る雨粒(あまつぶ)が
我弄(もてあそ)ぶ
ふりがな付きで
名前も左下に加えられたそれは
今では名物となっている——
恵土一人が詠んだ一句
いつ死ぬの
自らにまた
言い聞かせ
でも捨てられぬ
大事な日々(きみ)よ
ずっとずっと生き残ってきた
大事な人ばかり亡くなり、何度も自らに言い聞かせ
でも捨てられないぐらい大事な日々をくれて、そんな君が…こんな自分を投げ出さず、隣に居てくれて、ありがとう——
そんな想いを込めて詠んだ句だった
