第99章 瘀血(おけつ)
『オババとでも呼んでおくれ
魂の核でなく霊体の核じゃ!やるべきなのは!
心臓だと教えられたろうが!』ぺしっ!軽く木虎の額を叩いてのける
恵土の霊体の核、心臓へ手を当て、気を送り活を入れてようとしだした
末端から光となって溶けて消えてゆくのはそれでだとも伝えて
『え?え?』
『誰?』
秀次『味方だ…身構えるな』
オババは恵土を仰向けにして寝かせ、そのまま胸に手を当てる
オババ『かっ!)はあーっ!!』
瞑目し深く息を吸い吐いた直後
開眼し、凄まじい熱の余波が辺りを包み込む
身体が上下に揺れ、恵土があくびをしながら起き上がった
恵土「あれ…?おばあちゃん?
オババ「さっさと食事をせんか!」力解除
恵土「はああい」
食事を作り、そうめんとわかめスープとミニトマトと焼豚を食べるや否や横になり出した
廃棄神の遣い
鬼神様の次世代だという
恵土「遣いは麗華じゃないの?
オババ「そちらではない
恵土に特別に合ったから
遣いでは無く、原初の始祖神様の傍付きの立ち位置にある」
魔法陣グルグルの魔法オババだとも伝えられた
オババ「お前達で分かりやすく言うと…
オッタルじゃ!
『えええええ!!?
『似てねええ!!』
オババ「ついでにうちはイタチじゃ
『もっと似てねえええ!!』
くらっ
ばたん
『どうしたの!?』『大丈夫!?』
一緒になって反応していたら
急に目眩がし持ち上げた頭を落とすように倒れた
オババ「再生の巡りが悪くなっとるということじゃあああああああああ!!!!
恵土「うるさーい!!!!!><;」瞑目し耳塞ぎ
太刀川『つまり…再生が霊体にまで行き届かなくなってるってことか』
オババ「そうじゃ
再生や身体の異常では無い」
那須『おばあちゃんはどうしてここに?
オババ「ん?頼まれたからに決まっておろう
他の者は皆、手が離せんかったからな」
飄々と答えるそれに、眉を顰めた
オババ「さて…
再生不順の原因はなんだと思う?」
『………』
風間『巡りが悪くなっている…つまり……)
血栓か』
オババ「ほお…
近いが惜しいの
流石世界神、よその世界にも詳しいのお
ふふふっ^^」
風間『そうか…霊体は血じゃない
霊体の異変の影響を身体が受けているのだとすれば……)
詰まりではなく滞りか!?
オババ「ふむ
いい線じゃ」瞑目し大きく頷く
