第98章 天泣(てんきゅう)
弾の大きさが
アイビス100m
イーグレット10m
ライトニング30cm
なので…使えるのがライトニングしかない
しかしそれは…音速を超え、光速に迫るものだった
勝負にならないということで…指導でも無い限りは使用不可として取り上げられることになった
秀次が拳銃を使い出したのは…
恵土には弧月だけでは勝てないと悟ったから
恵土も元から使っており、場に合わせて使い分けていたのでそれに倣ってのものでもある
那須玲は、体が弱い人をトリオン体で元気にできないか?という研究に参加する形でボーダーに入隊した
そうなったのは2年前の1月だが…
経緯としては
その更に一か月前…
12月1日付(づけ)で、A級1位東隊が解散
12月初旬に三輪隊が結成された
三輪隊設立祝いに、秀次と今度焼肉食べに行かないかと恵土が話し込んでいると…
秀次「悪い、俺も金を出す
恵土「いいから黙って食え!
こっちが提案したんだからこっちが奢る!黙って受け入れろ」
と自身を親指で差して言い放っていた所
陽介「うわかっけえ
ゴチになりま〜す!」微笑お辞儀
恵土「おう!」
古寺(わああああ…英雄だあ
本物だあ
実在したんだ)うわああああ
キラキラした目で見入っていた
秀次「後で追加で払う」
恵土「気にしなくていいのに」
小声で話し合う二人に、ずっと黙っていた奈良坂が声を掛けた
奈良坂「その…
一つ相談したいことがあるのですがいいですか?」
恵土「ん?ああ、いいぞ
なんでも言ってくれ^^」
奈良坂「……神のような力を使えると聞きました
体の弱い人を、体の強い人へ変えることは出来ますか?
俺のいとこで那須玲というのですが…
もし、可能なら…助力いただきたいです」
恵土「…………
返事としては…可能だ」
奈良坂「!!」
恵土「だが…遺伝子によるものの可能性が高い
たとえ治してもその時止まりで再発する
その那須さん?も…気苦労させてしまうだろう」
奈良坂「………(拳を握る)
そうですか」俯く
恵土「でも方法が無い訳じゃない」
奈良坂「!」顔を上げる
恵土「体の弱さは変えられないが、楽にすることは出来る
トリガーだ」トリガーを持った手を挙げる
『へ?』初耳
誰も知らなかった情報が明かされ
そして語られたのが…
体調が悪い時にトリガーを使った時のエピソードだった
