第97章 神無(しんむ)
3月31日
外は4月1日…
まだ…祭りは続いていた
最初は楽しんでいた
そう、最初は…
屋台で買い物をし(僕のグッズを買い漁り)
食べ比べ歩きをし(食い倒れが如く貪り尽くす)
的あてや射的で遊び倒す…
ずっとどんちゃん騒ぎで、バベルの塔も無い為景観もすっかり良く整い整然とした街並みを歩いていた
高さ10mのキアスの塔では三大迷宮の階層主、最深部のボス達が無限湧きなので
ここぞとばかりに魔石大!量!放出
それを用いた花火は大きく散り空中を覆い尽くし切っていた
5347ページ参照
塔の周辺はもっと凄まじく…いつまで経っても止むことの無い異常事態へ突入していた
5320,5351ページ参照
恐らく…泥酔した神(しん)達が悪ふざけでやっているんだろう……
この世の計画書を見ると…2032年には神類も地球も終わるとのこと——
冒険者達も皆一丸となって盛り上げていた
6戒を破るもの死すべし!
等と肩を組みながら赤ら顔で歌い出し
『ファミリア』を一斉に声を揃えて被せ
今までに聴いたことも見たことも無いハーモニー…
いや、シンフォニー(交響曲)を奏でていた——
やっと1年…
ここまで来て、感想は?
そう尋ねると返ってきたのはやはり……
どこまでも君らしい言葉だった——
みんな元気で幸せに!長生きして欲しいな^^(にかっ!)
頭の後ろで手を組み、幸せそうに笑って目の前の光景を見つめていた…
もし…
もしも……
ケイトが来た時点で分かっていれば……
こうなることが事前に理解出来、受け入れてさえいれば…
あんな悲劇を起こさず、抑え込むことが出来たんじゃないだろうか……
そう想えてならなかった
そんな世界線が存在することを切に願った
それが通じてか…ベル・クラネルが生まれた当初から迫害され、来た瞬間からオラリオからも追放された世界線が生まれ…そこでは誰も流れず、死なず、苦しまず…犯罪者(癌と半グロ)を除き、誰もが幸せに過ごせたという……——
全員が幸せな世界線が生まれたことが、救いだった……
そして今…
エイプリルフールということもあり…
盛大な嘘をかまそうと必死なケイトを尻目に…日付は変わる
フィン「うん…今年も出来なかったね?^^」にっこり
ケイト「ちくしょおおおおお!」悔しそうに歯軋り