第95章 神(しん)
ケイトが風邪を引いてぶっ倒れた
寝ずの看病をしていたらしい…
それが移ってだろうとのことだが
溜まっていた疲れも出ていたのかもしれない…
絶空破斬
ケイト(アルバート)の技
魔力を纏い空間ごと斬り裂く技
絶空嵐牙(ぜっくうらんが)
ウレイオスの技
白い狼が噛み付くようにして牙を立てる
癌一同は闇の墨汁を発し
半グロはそれを吸って闇の煙へと変えて発する
闇の煙は3000倍もの透過性を持ち、一体化を強めると共に早め
犯罪行為をどれだけ癌一同がしようとも善と捉えるように、その源を更に全体へばら撒く半グロへと変異させられる
犯罪行為が癌一同なら善と捉えさせる下地を作り上げる
その素体となるのが、半グロだ
互いに近しく、共存関係にある
だからこそ密接に結び付け合っている
この地球では…
実在化に携わるそれと近しい方は、1000人しかいない
正確には…
原初の神々界に入れ
その世界の維持行為に携わる人達が
1000人しか居ないと言う方が正しい
癌一同は犯罪行為を犯罪と思わず、責任能力も無いまま好きにして回り、加担してくれた自らを大事に思い尽くす存在全てを癌一同へ変異させる
半グロはそれを今後も継続して出来るように犯罪の加担では無く手助けを徹底して行い、癌一同が何をしようともいい人だと認識させて回る為に印象操作を行い善人像を植え付けて回り、闇の煙を出すよう半グロへ変異させる
加担してまで守ろうとしてくれた人を利用し搾取し、癌一同へ変異させる
癌一同
癌一同の犯罪行為の手助けを徹底的に行い、それを善という認識を植え付け、半グロへ変異させる
半グロ
身投げしなかった人達のみで構成されている
つまり…
自らの身を粉々にしてまで、何度再生してでも、粉々にしてまで、誰もが脅かされずに、自らのみを脅かしてでも守りたいと願う心に
報いる価値なんて無いと断じ、身投げをしなかった人達しか居ないんだよ
1000人は
実在化や世界の運営上どうしても欠かせない人達のみで構成されている
で…
それを除いた
70京引く1000人が…
半グロにならなかった
ただ半グロや癌一同に近しく、共感しやすく、なりやすい、詐欺られて変異しやすい人達という訳だ
消すべき存在か、そうでない存在か…
実際に共犯者となった半グロか、見定める為に……
この世へ
