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Unlimited【ダンまち】

第95章 神(しん)





あかね(麗華)「激しい動作はやめて下さいね」
ケイト「はい!」ぴしっ!気を付け

少しずつ療養を始めていた

心臓ということもあり
激しい動きや負担になることは基本全て禁止らしい


その折にて(話されたことで)わかったことであり
大事そうにメモしていた…


……忘れてしまう(記憶諸共消えてしまう)から



誰も絶えず、消えず、死なせない為に——



70/100000
1万人の内、7人しか助からない計算になる

多数決なんて取ろうものなら、癌一同や半グロは多数派の中にあるんじゃ?
なんて冷や汗ダラダラになるのは避けられなかった


ついでに言うと…

自らが消えてでも助けたいと願い動いた人達…
それらのみが、実在化に深く携わる人達から始まり
その助けとなったことから、教わる以前から信じ、尽くし、大事にしてくれていたことから清浄化された
自らで自らも…ケイトはその手助けをしただけに過ぎないのだとか……


つまりを言うと…
以前言っていた外様とかの区分に拘らず、関係無く
ケイトを排したりやりたい放題にした、好きにした、痛め付けてきた人達は、問答無用で半グロあるいは癌一同に類されるのだという——



あちらの世界なら…
80兆人から60兆人(癌一同)を引く

140億人しか助からない計算となる
半グロから脱せた人口


主流煙(癌一同、闇の墨汁、罪)を吸って、
それへ、好意を抱いた者達、助けた者達(共犯者)限定で
副流煙(闇の煙)をばら撒いた罪で、半グロと化して、消える対象へと変異させる

文字通り
いぶり出し、という訳だ…(遠い目、腕組み嘆息)


あちらの世界でもまた、地道に消滅させていっているらしい


140万人しか助かっていない

こちらの世界の
地球においては
全人口80億人中60億人が癌一同

20億人の内140万人しかやらなかった

しかし…その人達は皆、自ら率先して差し出してくれた
ので助かったというのが真相だ


で……
こと、オラリオにおいては………

9割9分9厘9毛9糸9忽が助からなかった
1忽しか助からなかった

割合にして、10万分の1であり…
主犯格の癌が所属していたこともあって、その影響の凄まじさを知らしめている

そして故郷、出身地である村もまた同様の比率なのだという…
少人数の村なので、既に廃村と化しているが…


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