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Unlimited【ダンまち】

第95章 神(しん)





原初の始祖神の片割れ(ナビィ)を過去に殺した、今も必ず殺す存在
それが…主犯格の癌の証なのだという……


ガノンドロフは悪だとわかる
わかりやすいぐらいに…

無罪の、無辜の民を皆脅かし、笑いを上げてその場に居座るのだから…


しかし…

ベル・クラネルと沢田綱吉は違う
同じことをし、その場に居座っている
誰からも拒絶されないのが当然とばかりに、笑って…


理由さえ付ければ
なんの責任も伴わず脅かす行為を、善と歪めていい訳も無い
あってはならない、そんなことは——


しかし…
洗脳と毒を受ければ
罪を植え付けられ、それと同化を深めれば深めるほど…
なんの違和感も抱くことすら無く、許されず、嫌悪感を唾棄される始末


主犯格の癌とは…
主犯格の癌として完成した存在とは…
善という虚飾に魅せられ、都合の良いように操り人形として使い捨てにされ、次々に大事に思うものから死んでゆき、誰も守られず、感謝も謝罪も守ろうとさえも見向きもされず、それでもなお笑って接され、守護(自らへの献身)を享受しようとする
悪劣極まりない、腐り果てた性根

神をその手で殺め、消した存在でありながら
なおも悪くないと主張し、こちらに都合良く捉えろと求める、破綻者


だから消える…
それを信じるものも
尽くすものも
加担者として
共犯者として
その犯罪を助け、援助した証として——


神のみに飽き足らず
全てを消して、殺した
その上で笑った
自分のしたことを理解することも無く
受け入れることも無く
今も笑って…犯罪を犯した場に居座り、笑い、何もせずとも許せと強要する
なんの痛みも感じず、苦しみも抱かず…笑って——

それが…大事にしてくれた者達を粗末に扱い、なおも許せと強要する…お前の…「罪」だ!


消えろ——永遠に!!!



ケイトのその言葉と共に、消滅を変わらず迎えることになったという———



癌一同と半グロ
己のせいで身投げした人達を蘇らせる
その為の身投げとすることで清浄化され、二度と生まれることは無くなった

『控え(5010ページ参照)』にて記載は全て済まされており
念の為、確認作業は変わらず続けられるのだという…


フィンクス「平和だな……」
シャルナーク「ね…」ずず←茶を啜る

一抹の平和が訪れ、その世界においてのみ平穏無事となったのは言うまでも無い——


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