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Unlimited【ダンまち】

第94章 創傷(そうしょう)





ケイト「嫌われたくない…」ぽつり

フィン(しのぶ)「ふふふふふふふふっ^^」
その場で裾を掴んだまま
買い物中での出来事ということもあり
下を向いたまま、ずっと笑いを堪えながら歩いていた


なんつう理屈だよ;
凄い理屈だな;

あいも変わらずと言うか…;(遠い目)

そんな顔を向けられていた

白の国の人達の感想である


俺達で守ろう

そう小芭内が言い
皆は一様に頷き、同意を示した


ケイト「ここまで育ててくれてありがとう//」

それが…9月31日
朝に発した言葉だった

神国カレンダーの日付に合わせる


ケイトへの評価

おっちょこちょい
せわしない
フィン「ふふっ^^」
ケイト「済みません…;」たらーり


さらっとすごいことを言う

ケイト「?そう?」
『自覚が無いのが…;はあっ』遠い目嘆息

ケイト「むっ…
そんなに言ってないもん!
『……………;』たらーり凝視

フィン「ふふっ^^」くすくす

口元に手を当てて笑うことしか出来なかった


実際のやり取り…

ケイト「人の心は移ろいゆくものだから

簡単に嫌ったり蔑ろにしたりする
好いたり…なんてのは、中々無いよ」

俯き、小さく呟いた


ケイト「嫌われたくない

……
大事な人相手なら全部持ってって!って思えるし
頑張れる
たとえどんなに削られても…
すっげえ嬉しいし、大好きだから…誰よりも幸せで居て欲しい

でも嫌ってきたり裏で蔑ろにしたりそんなこと平気でしてくる人は嫌い!!
嫌ってるのに好きになれ大事にしろなんて意味わかんない!
更に言うとメッチャクチャ削られるんだもんそんな人ほど!!!」むかあああああ!!!
唇を尖らせながら
ぶんむくれたまんま、ぷんぷん叫んでいた

頬を膨らませるそれに
思わず笑みが溢れ、吹き出した


ケイト「そんな人の為に…
なんとも思わない人なんかの為に
嫌いな人の為に削られるなんて
痛いし嫌だし…何より…やるせなくなる

ただでさえ不甲斐無いから…
私…なんかの為に…削らせてしまって
縛り付けてしまった……

だから………」


大丈夫ですよ
と言おうとしたら
先に言葉を掛けられてしまった


ケイト「嫌われたくないんだよ…」青ざめ震え
しのぶ「ぷっ」

ケイト「そんな想い…させたくない
だから…嫌なことあったら言ってね?なんでも!!」しのぶ凝視


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