第94章 創傷(そうしょう)
側に居る…いつまでも……
そう…
心から誓い合っていた
気付けば…
次の日の朝となっており
自ずと元気になっていた
だが無理は禁物と、一日横になったままで居させてもらっていた
ケイトもまた晩から倒れ伏し
死んだようにコンコンと眠り続けていた
そして2025年9月22日――
朝7:30に起き出してきた
光の部屋での一日――
白の国から貰った部屋
それは…原初の神々界にいる人達が手ずから協力して生まれ、完成した代物だった
まず寝室…
大きなベッドがあり
伸縮自在で程良い大きさで、寝心地を安定して与えてくれる
日差しも程良く入り
朝だと教えてくれる
ケイト「やだやだもっと寝るのおお
フィン「起きなって;」
ケイト「べったり引っ付くうううう!」すりすりすりすり
フィン「こりゃ長引くなあ…)^^;
5分だけだよ?
ケイト「うん!!
すかあああああ」すやあああああ←大爆睡
フィン(駄目だこりゃ…
ふふふっ^^
心底心地良い…そんな想いが伝わってきて
それに優しく包まれたようにも感じた
僕も横になるかな)そっ
添い寝をし、胸の上に手を置いて
優しく、とん、とんと寝かし付けるようにした
その結果…
余裕で10分を超えた
フィン「…起きたかい?お寝坊さん」微笑み掛ける
ケイト「えへへ^^///
一生寝坊するうううう//」ぎゅむうううううう
フィン「甘えん坊だなあ^^」くすくす
ケイト「貴方だからだよ?//」微笑
ぼそっと呟かれた一言に…
僕も赤面させられていた
頬を優しく撫でる中
その手に頬を擦り寄せる
大好きという想いで包まれる中
僕等はようやく重い腰を持ち上げた
が…
がしっ!!!!
フィン「…………
ケイト?」
腰に抱き着いたまま離れないそれに…
変わらず歩こうともしないそれに…
僕は思わず名を呼んで意図を尋ねる目的で声を掛けた
ケイト「抱っこ!!」両腕を広げる
キラキラとした目で、嬉しそうな顔で叫ばれ
僕の隣が最高だと心底から思っているような表情で望むそれに…
応えない道理は無く……
フィン「やれやれ…
抱き締める…だけでいいのかい?」微笑し抱き締める
ケイト「勿論!!^^//
全部好き!!」ぎゅむううううう
強く強く抱き締められ、負けじと強く強く抱き返した