第91章 轉儛(てんぶ)
駆動「ライド君…
君はもう少し…常識から身に付けた方がいいと思うよ?;」
ライド「へ?」きょとん
阿久津「そちらの方も勉強させておくべきだったか…」
小浪「まあライドだし…
何とかするわよ、ね?」
ライド「おう!!頑張る^^」にかっ!!
頼翔の名は、四輪のオートレースから名付けられたらしい
弟の有馬の名は、競馬から名付けられたらしい
ギャンブル依存症だったらしい
余罪がまだまだあったことから
無期懲役で二度と出ることは無く、いずれ死刑になるだろうことから安心して過ごして大丈夫だとのことだった
祖母と弟の墓も遺骨を神国に埋葬する許可を貰って、その手続きを一人で祖父が頑張ったらしいことも併せて伝えられた
ライド「これからは俺のやりたいことをやって生きて行くんだ!^^
じいちゃんと一緒に!!
ぎゃりーんってさ!!!」拳を掲げる
その言葉に…温かい目が返ってくるばかりだった
そうして――眠りについた
来たる決戦
そして――
数々の難関を潜り抜けて優勝したという
ジャマーなる妨害ギミックが新たに出来た訳だが
光速で縦横無尽に動く
ニトロ中でしか感知出来ない仕様のもので、非常に困難だったそうだ
見抜けていたのはライドだけで他のものは辛うじてでしか感知できず、苦戦を強いられたという
駆動と阿久津は対戦相手とほぼ同着にまで縮めてくれており
ライドが頑張るも破片を目くらましに使われ、0秒02差で負けていた
そこで罠を反射させて、ジャマーを無限にコース内で回転させることで利用して押し出させ
相手を牽制して減速させると共に、自らを発射させることで勢いを付けて、逆転ゴールをしたそうだ
本当に凄く見応えがあって、センスや直感が凄い…組み合わせって大事だなと思わされた
と言うか…
あれだけの事態がある最中で、そんな采配を下していたこと自体
僕は知らなかったんだが……
そうじと目でケイトを凝視すると、あは^^;と笑って返された
まあいい…置いておくとしようか――(嘆息)
化身(神)化が成功した者達は本当におらず、出て来ることは無かった
と、思われた―
アイシャ「想いが滾ってきたねえ」メラメラ
願い、祈り、強い想念――それが新たな奇跡を起こす
輪廻(りんね)―――新たな化身化が生まれた