• テキストサイズ

Unlimited【ダンまち】

第91章 轉儛(てんぶ)





ライド「ええー」
小浪「え?何よ!!」

ライド「ここまで来てから言われても;
いやまあ正直いつも助かってはいたけれども

そういやあ…有の両親は?
俺はじいちゃんが応援に来てくれたけど来た?」


阿久津「…両親は共働きでね
海外で出張していることも多くて…
それで……

適性があったから、それでプロになれば……
一緒に働けるんじゃないかと」

ライド「なるほどなあ…

雅敏は?」

駆動「ん?
僕は……

母親が出ていってね
その時にお金の大半を持ってかれて、事業が傾いて
家計は苦しくはないんだけれど、忙しそうに毎夜バタバタバタバタ…

それで……少しでも助けられればと思ってね
機械業なんだ

メカニックになれば、鬼に金棒かと思ってさ
渡りに船ってやつだよ」肩すくめ

ライド「なるほどなあ…」

阿久津「なるほどばっかりじゃないか」
ライド「いや、知らなかったしさ」
駆動「君の過去の方が驚きだよ」

ライド「光は?」

小浪「私は……
その………
小遣い稼ぎと言うかなんというか」ぼそぼそ

『ん?』


小浪「悪かったわね!!普通の家族で!
何のドラマもない平々凡々の争いも何も無い家庭ですよ!!」

ライド「何キレてんだ?」

小浪「キレるわよ!
そんな重苦しいもの言われたら!!」

ライド「笑って楽しんでこうぜ!!
泣いても悔やんでも苦しんでも何も変わらねえんだ!
(お母さんの死を受け入れれずに苦しんだ場面が流れる)

なら…どうせなら楽しんだもの勝ちってさ!!^^


楽あれば苦あり
楽して手に入れたものは身に付かない!
悪銭身に付かずってさ!」
阿久津「最後は要らない」
駆動「うんうん」

ライド「え?なんで?」
2人『意味合いが違い過ぎる』


ライド「俺の夢は…
お母さんが笑ってみてられるように
弟の有馬が笑ってみてられるように
じいちゃんが好きなことをいっぱい出来るように

その為に、ここで優勝して、プロになる!!!

だから絶対優勝するんだ!!!!」


阿久津「ふっ…
僕も、見習わないといけないな」

ライド「?


どうしたんだ?有」

阿久津「………
僕にも夢ができたよ

ライド


君には負けない」微笑

ライド「にや)
俺もだ!」微笑

駆動「熱くなるのはいいけれど…
戦うのは競技者とだからね?」じと目

『あははははは^^』


/ 5987ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp