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Unlimited【ダンまち】

第91章 轉儛(てんぶ)





特進コースの1年生
何歳からでもなれる

本来ならチームは年齢毎に分けられているが
今回は歴代最速レコードを更新したとのことで
特別に混同で最高のチームを組むとの内容だった


昨晩

駆動「いいかい?
ギアの性能は3つのパラメーターから成り立っているんだ

速力
マシンの速さ、軽さにも直結している
しかし重い方が安定性も高く、そのバランスを加味した数値が速力というパラメーターとなっている

機動力
方向転換、姿勢制御、回転しながらの機体コントロール能力を指す
それぞれのホイールの独自性、独立性から多岐に渡る
対応力だな
そう、罠を踏まない、利用する、いずれにせよ環境においての対応力を示す数値だ

そして最後が一番難しい課題となっている」

ライド「へえ
それって?」

駆動「魂
それぞれの心の強さ、想いの強さ
それが一番可視化出来ない、未知数の強さだと思う
魂を込めるとか、心を込めてとか、色々言われるけれど…」

ライド「要するに、あっつい想いを乗せてぶつけりゃいいんだろ!!
簡単だ!!!」

駆動「そう話は単純じゃない
これだから素人は」やれやれ頭を振る

ライド「え?」
阿久津「もう少しわかるように言ってやれ」

駆動「いいかい?
魂にも属性や色がある
それぞれで相性があるんだ

僕は緑
阿久津君は青
真羽君は赤だ

赤は緑に強く、青に弱い
緑は青に強く、赤に弱い
青は赤に強く、緑に弱い
三つ巴、三すくみの関係性なんだよ」

ライド「さん…すくみ?」?????
阿久津「要するにヘビとカエルとナメクジだ」
ライド「へ?」

駆動「もっとわかりやすく言うとジャンケンと一緒なんだ」
ライド「なるほどお!!←手を打つ
それならわかる!!」

阿久津「知能レベルが違い過ぎたか」ぼそ
ライド「勉強中なのお!!」
阿久津「物はいいようだな」

駆動「話を戻すよ!!

ギアの心と、僕らの心は違うんだ
ニトロという覚醒で、一心同体になれる
でも、それぞれに相性があるように、僕らとギアとの間にも発生する
それが悪ければ…逆に下がることにもなりかねない」
ライド「ええ!!?」瞠目

駆動「それも含めての選抜なんだ
マネージャーは戦闘に参加しないとしても
真羽君がバカすぎるから
ライド「おい!!;」

駆動「試験で1位なのは
小浪光さんだったよね?」
小浪「え、ええ」頷く


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