第91章 轉儛(てんぶ)
教師(年配、以下同文(略))が入ってきた
教師「ライド君
もう来ていましたか」
ライド「頷く)あ!はい!!
食堂でご飯を食べてすぐ来ました!
トイレにも行ってきました!!
実技でも筆記でも補修でも何でも大丈夫です!!!」気を付け!!
教師「あははは^^;
今回の件は、それについての呼び出しではないんだよ」
ライド「へ?」首傾げ
教師「入ってきたまえ」
長身男子「失礼します」お辞儀
眼鏡男子「…」お辞儀
教師「長身の彼が阿久津有君
眼鏡を掛けた彼が駆動雅敏君だ
彼が真羽ライド君、世界最速記録保持者だ」
阿久津「彼が…ですか?」
駆動「……」
教師「頷く)ああ
これから…
6月23日に行われる、ギア・トーナメントは知っているね?」
『はい』
ライド「って何?
まさか世界大会!?」キラキラ
阿久津「……
こんなに知らないことばかりの人を入れるのですか?」
駆動「ギア界隈では知らない人は居ない常識ですよ?」
教師「まあそう言わず
彼にしか無い特技もあります
きっとチームの役に立ちますよ(微笑)
ギア・トーナメントというのは…
ギアライドで国の代表として戦うチームを決める大会のことだ
ギア・オリンピック…各国の強者(つわもの)達を集めた、最強を決める為の大会に出る為のね」にやり
ライド「……
(瞠目)
それって!!」キラキラ
教師「ああ
君達に、学舎の代表として出て欲しい
神国内には無数にチームがある
私達は君達を推進したい
そう取り決められたんだ」
ライド「わかりました!やります!!」
教師「そうか
2人からも返事を聞きたいのだが…どうかね?」
駆動「……僕は反対意見はありません」
阿久津「僕もありません
強いて言うなら…もう少し知識を身に付けて欲しい所ではありますが」
教師「あっはっはっ^^
人は得てして未熟なものだよ
大丈夫、優秀なサポーターも付けよう」
阿久津「それなら…」
構いません
とばかりに頷いて、了承する2人
それとは対照的に明るい表情を見せるライド
ライド「先生!!!先生!!!!」
教師「な、なんだね?ライド君」たじっ
ライド「俺!俺!どうしてもプロになりたいんです!!
優勝したらなれますか!!!?」
教師「ああ
なれるだろうね」
よしっ!!!と拳を強く握った