第91章 轉儛(てんぶ)
ケイト『やっと親孝行が出来る^^///』へへへへへ←にっこにこ
涙が浮かぶ
ハイテンションの理由は…
ずっと削るしか、削らせるしか…何も出来てこなかった……
その負い目から、想いしか祈りでしか返せなかった…
その中でやっと出来る唯一…それが生まれたことへの――歓喜だった…それも、著しいほどの……
大好きな人へ出来る、最大の恩返し…
それは……
自由を与えること
削らなくていいようにすること
後顧の憂いを永遠に絶つこと
心配せず、やりたいことを自由に出来るようにすること
いっぱいいっぱい――楽しんで、笑って、ただただ幸せに過ごして欲しい――皆へこれまで与えてきた分、ずっと………永遠に―――
その願いが――化身化を呼んだ
削る分を同じぐらいやって
手伝うことしか出来なかった
それだと…皆で一緒に――笑えない
笑って、自由に、楽しめない
だから……やりたかったんだ
かなってよかった…(微笑)
やっと…かなえられる^^
あいつの願いを――――^^
二度と戻れない――その言の葉の意味は、そのまま文字通り―――
化身化――願いそのものへと変ずる形態
それは……
原初の神々含め、全ての原初の神々界の一部が、既に取っている形態
一度なれば、二度と戻ることは無い――
たとえ同じ魂であれ、隔世遺伝であれ、
生まれた環境と立場の違いから、異なる自我となり、
願いそのものの形もまた、大きく異なる――それが齎す影響も―――
神として完成された姿――化身化…
そう呼ばれることとなった
最高位の神様しかなることも許されない形態なのだという――
原初の神々界でも一部の神しかなれないそうだ
ケイト『神界の中には居るの?
閻魔様には?鬼神様は?』
原初の神々界『違うよ』
ケイト『そっかあ…
じゃあ、もっと力になれるね^^』
原初の神々界『くす)
うん
なれてる人、化身化した人は皆(みんな)、
原初の神々界に行くよ』
ケイト『はっ!)そっか…
お母さんやられたらお終いだもんね
守る為か…
私も守るね^^』ぐっ!!
初代『十分守られてるよ!(*T^T)』号泣
ケイト『!!?;
なんで泣いてるの!?;』
初代『気持ちが嬉しいのおっっっ!!!!!』
嬉しさのあまり慟哭を上げる初代に、皆は笑った