第91章 轉儛(てんぶ)
見た目状は平常でも
常に常時発動状態なんだと
ずっと永続的に続くらしい…
肉体が死んだ後も…
ずっと……
全ての無力化――
対価を無しにする不退転の決意に伴う力――
ケイト『助けに来たぞー!!^^』
たとえ望まれなくても……
一緒に――自由に、笑っていたい
初代『――っ←唇を噛み締め涙を堪え
ありがとう――←涙と共に流れる
(ずっと――待ってた
ずっと………)
っっ
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁあぁぁあああああああああああああああああ』
声にならない叫びを上げる初代へ…
キタルレス(ケイト)は躊躇なく抱き締めた――溢れ、零れ落ちんばかりの満面の笑みで―――
キタルレス化の折
創世神の親の魂が、創世神の親の心を元に再生された
その余波を受けて――
ケイト『皆に自由を、幸せを、与えてくれた
楽しいことしていっぱい笑って過ごせるように――
初代がそうしてくれたように――
私は、1兆5000億年も頑張ってくれた分、お母さん(初代)にもたっっくさん味わって欲しいんだ
それが…私の夢で……願いだ^^
誰も失わなくていいように――
誰も哀しい想いなんてしないように――
誰も奪われないで、幸せいっぱい過ごせたら…←涙目
もう何も言うことなんて無いよな――^^(涙)
それで……いいかな?^^』光の塊(初代、お母さんの魂)へ両手を伸ばす
初代『うん…^^(涙)
待ってる――』
待っておる――←精霊王←5034ページ参照
精霊王と重なった声…
ケイト『うん!^^(大きく頷く)
だからさ…
そんな泣かないでよ(微笑)
左目に宿ってるお母さんが号泣してて
初代『嬉しいのおおおおおおおお!!!!!!!!』号泣滝涙
ケイト『そっか…
ならよかった^^///』へへへ
初代&ケイト『大好きだよ――^^』
手を互いへ伸ばし合い
抱き締め合う光――温かな想い合い―――
空を見上げると、どんより曇っていた…
ケイト『綺麗だな…』微笑
『え?どこが?』
ケイト『嗚呼…
綺麗だ……
墨汁なんて…もう……一つも無い(微笑)
もう少しだ――
もう少しで――
叶うよ
やっとだ――』
小さく微笑し、笑みを堪える横顔は…何処か切なげで、泣いているようにも見えた