第91章 轉儛(てんぶ)
計算されているのも否めないが…やむを得ない;(瞑目し考えあぐねる)
皆に言うと、笑って頷かれた
笑いが伝搬されてるね…
ぼっこぼこ(愛情波状攻撃によりもみくちゃ状態)にされたケイトを目にして、思わず笑って目を細めた
幸せそうな光景に――
0を実在化における通常時とすると
10段階中、マイナス8
つまり…5分の1?
普段99.08%が常に削られているのが…
常に削られる分が19.816%となる?
だが…対価が0となると言っていたはず…ならこれは一体何の為の削るという行為?
(はっ!)
そうか――
原初の始祖神、初代の為か!!
その推測も併せて伝えると、頷かれた
その通りだという…
創世神の親が言うに…『願いを形に変えたもの』、それが『神』らしい
その極地、最果てが――最高到達点が…『願いそのものの化身』と至る(成る)こと
キタルレスは――己が信念と心、願いが形と成ったものなのだという―――
その願いは、誰もが異なる――その為、原初の始祖神と全く同じと行かなかったのだという―――
ケイトの望みは――
『原初の始祖神、初代も含めて皆で一緒に――自由に、楽しく過ごしたい…幸せで在りたい―――
誰も消えず、死なず、皆で一緒に、誰一人として欠けずに、笑って、幸せに過ごしたい――――』
その『純然たる願い』が――『キタルレス』を生み出したのだという―――
責任から逃げず、罪から逃げず、自らのしたことから逃げず、罰からも逃げない、ケジメを自分で付けれる者達――
神の位に至った者達の『比類なき極地(化身(神)化)』なのだと―――
そういう変異なのだという――――
初代の願いは――全てを消したくないと願った、その為なら自らは消えても死んでもよいと―――
2代目の願いは――初代に死んで欲しくない、消えて欲しくない、頑張った分自由に幸せに過ごして欲しい、皆で一緒に―――初代が生かしてくれた命だから――――^^
その健気過ぎる願いに――涙を流す人が続出していた
初代『あああああああありいいがあとおおおおおおおおおおおおおおおおおお
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ;;;;』大号泣
特に初代に至っては滝そのものに至っていた――;