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Unlimited【ダンまち】

第91章 轉儛(てんぶ)





『ケイトの自我は!!?』

ケイト『全部自由だ
むにゃむにゃ
へへへへへ^^』
気持ちよさそうに僕へしがみ付いたまま擦り寄って笑う


創世神の親『全部無事だ…
お前達がそう願う限り
消えはしない

人の意志は…心は…

互いの願いによって成り立つのだから――



だから……


こいつのことは…お前達に頼む

それを…
此奴は望めんのだから――』
『ああ!!&はい!!』真剣


創世神の親『全てに無を齎した存在…癌一同
それが…光と闇だけだった世界を夜にし、全てを消した

その全てを消す夜を、無とする神――


二度と生まれない――
膜に捕らわれずとも守れる――

それが……アイツの目醒めた力………剪定者でもなく、再生者でもない………新たな、此奴だけの力――――


流廻(るね)――

流転する世界を…変革させる
誰も死なず、消えない――悩みも無く、幸せに誰もが過ごし合える……
それが………アヤツの神の力の――到達地点だ


誰も苦しまず幸せで居られること……
その事象の根源となる――


創世神の親としての力も覚醒させた今……

贄となる必要も無くなる


そうさせる為に生み出された形態(力の形)だ――――


全てを繋げ全てに齎す――
流れを生み――廻す―――


それが…アヤツの中にある…
力であり、願いであり…想いである――

この世に生まれなければ、手に出来なかった力だ――


そう願うものでなければ…
与えることも出来ず、適合することすらも出来ず
破滅していたことだろう……』


るてんりんね【流転輪廻】
仏教の言葉で、迷いの世界で人間が生死をくりかえし、果てしなくめぐりさまようこと


創世神の親『死が存在せず、繰り返されない生死――

それぞれがそれぞれの生を謳歌し
果てしなく幸せをどこまでも廻れるように――』


ケイトが踊る
踊る

力をばら撒きながら―幸せで在るようにと

その光を受けて瞬く――天、地、全てが


創世神の親『死と迷いを欠かせる力――

だから流廻――


全ての力を渡して息切れ状態にあった――
その回復を待ち、未来へ託した――

中で…その渡した者達(原初の神々、元創世神)への保護に努めながら―――


そして……目醒めに至ったと


全ては繋がっていた――

何一つとして犠牲にならない未来(夢物語)へ―――』


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