第90章 未来への展望
『……』じと目
フィン「たらーり)……
…そう…だったのか;」
ケイト「じっちゃんは『初代』原初の始祖神の分体
精霊王の方ね?
ばっちゃんは『初代』原初の滅神の分体
同じく精霊王なんだけれども…
どちらも天から遣わされたって形で生を受けた感じで……
あれ?
分体として転生ってのは無理でも、精霊として遣わせることは出来るのか
よし、それで行こう」キラン
『!?;』
フィン「なんの話だ?;」
ケイト「いや…
お前の、四代目の原初の滅神に対する救済策が見つかっただけだよ^^
でも…7000億年ごとに生まれるのに
7500億年持つだなんて……
実はタフ?」
こっくり!!!!←白の国の人々が大きく頷く
たまたま生まれる時期が違っただけで
恋仲となる人、存在と巡り合えなかったこと
たとえどれだけ巡り合えたとしても、原初の始祖神がいいとなる定めにあったこと
(原初の始祖神、原初の滅神)お互いに――
ケイト「霊体を憑依させるのには条件が2つある
想いが同じであること
波長が合うこと
2つ目は元が同じだから、合うのは当然として
1つ目は…同じだった」
アイズのお父さんが憑依した際のこと
彼とのやり取り…←4874ページ参照
それを思い出した…
霊体は別で、魂も別…小狼達に近しいのだという――
魂は同じだが、霊体が異なる…写し身ではなく『分体』……
死んだ際に壊れて消えて行く写し身とは違って…
ちゃんと生物として、この世に遣わせることが出来るもの
写し身のシャオランとサクラを、分体という形へ切り替えたのだという―――
アイズが
主犯格の癌と出会うことは、確定事項だった――
だから――アリアは、命がある限り捧げる形ではなく、命を対価にする=死ぬ形を取ったんだ
主犯格の癌(が及ぼす癌化)からお前を守る為に――私と出会う、その日まで―――
特別じゃぞ、と原初の滅神が言った理由…←4884ページ参照
その根底を垣間見た
主犯格の癌が生まれてくることも加味した上で、考慮し鑑みた上で決定されたのだという――
1000年前――
アリア『1000年後でも何年後でも持つように…
おまじない』
ちゅっ
額にキスを落とした
アリア『必ず――また会えるから^^』
そう…北へ向けて、去っていった……