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Unlimited【ダンまち】

第90章 未来への展望





ケイト「必ず取り戻す――
必ず守る――

死ぬはずの無かったお前達を――死なせはしない」


アイズ「………………!!!

(その台詞は………)

お父………
さん?」

ふっ
振り返って笑い掛ける

そのケイトを見て、アイズは駆け出した


魂の欠落を治す手法は見つかった…

あとは……
それを実行に移すだけだ

そう言い、実行に移す中で説明を続けた


黒竜を倒す『何か』は、魂の中にある
私がやったのは前借りという手法で…

もし制限時間内に出来なければ…消える類のものだ

命と引き換えにした一撃で…魂の余力はまだまだあった…
だから…それを塊にして、遺した――その全てを―――

先に中身だけを手に入れたんだ


後はクリエイトで物探しをすればいいだけ
簡単な話だと思ったんだが思った以上に難航した

バレないように探すのに苦労したよ


私とアイズで60階層に行かなければ不可能だっただろうが…

『千蒼(タリア)の氷園』で記憶を頼りに掘って、迷宮に協力させて…
何とか手に入れて、無事捧げることが出来た



第一墓地
英雄アルバート
傭兵王ヴァルトシュテイン

オラリオにあった墓はなく…
討伐した黒竜から遺された骨と装飾品を埋めた場が、墓としてアリアの生まれ故郷である、精霊王の森深くにある


最初は丘にあったのだが、守る為に一時的に移動させ
これから戻す所らしい



ケイト「今度は……

今度は――お前の英雄になれる


いいかな?(微笑)

^^」


アイズ「………っ(じわっ)

うん!(涙)

おかえりなさい!!」ぎゅう!!!
ケイト「ただいま!!^^」ぎゅう!!!

何が何だかわからない、という顔で眺めるしかなかった
だが…

アイズは薄々感じていたのかもしれない、魂で……


ケイト「アルバートは…
私の魂を元に分体を作って転生させた存在だ


アリアは…
お前から分体を作って遣わされたんだ

フィン」
フィン「!!」瞠目
皆の目が僕に集まる

ケイト「分体なら複数いてもよい
本体同士がいることで混乱も招く

本体と分体ならいいんだよ
元が同じだから

それだけで…世界に及ぼす影響は同一となる


そういうものなんだ」

フィン「だが何故…(僕なんだ?
ケイト「お前が私以外と結ばれる姿なんて見たくない!
って了承したんじゃないか」じと目


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