第90章 未来への展望
大切にしてくれた人に
大切にしない人
自分の為に命を捨ててまで尽くしてくれた人にまで
死んでからも、大切に出来ない人
墓前に供えたり合掌とかもしない
被害者は、ロキ・ファミリア、フレイヤ・ファミリア、命を捨ててまで情報隠ぺいを図ったアマゾネス達、等々大多数
自分のしたこと(手段)に対し、
何の罰も与えられなくて当たり前
何の罪に問われなくても当たり前
ケジメも付けない
筋も通さない
だから穢れて消えてゆく
と最後に締め括られていた―――
ティオナ「………
所でさあ…
多くない?」
『ん?』
ケイト「?」もぐもぐ
テロップ『↑
ついさっきまで死んでいた為エネルギー補給中』
四大天使から始まり、
原初の神々、始祖神を除いて全て本体が集結
白の国、
黒の国、
総勢72名以上がその場に集結していた――
ケイト「わざわざ集まってくれて、本当にありがとう(深々お辞儀)
とっても助かったよ」微笑
『お互い様だ』
ケイト「テラスキュラに行った後さあ
出来たら…
あの世ツアーとかどう?」キラキラ
『………(ぽかーん)
え?』
ケイト「え?
ハネムーンにあの世を取り入れるとか面白そうだなあって。
生きている間は行けないじゃない。
観光案内出来たら面白そうだなあって…
思っ…たんだけども;
あれ?不評?;」たらーり
硬直した皆を見て、
困惑した表情で冷や汗を流すケイトに対し…
フィン「いや…今までにない申し出で面食らっただけだ。
賛同するよ、その意見にはね?」くす
リヴェリア「ああ、異論は無い」
皆を見ると、一様に頷いていたり
メイに至っては、楽しそう!とはしゃいでいた
レイとラーニェは…「殴ってもらう予定が」と言っていたが、既に君達の分(順に7/4朝と7/3晩)は終わっている;
学術研究都市とも言われているコクーン、寮住まいの学生に動きが見えた
貴族と平民が共に筆を交え、優勝し合って『生涯無料住の権利』を得、共に『原初の精霊と世界全体の戦い』、ラグナロクのステンドグラスを完成させた
そのステンドグラスが飾られる治療場にて、アニマルセラピー科の学生が動物達と老人の面倒を見ていた
その光を浴びるだけで癒され、その闇に触れるだけで不調ごと吸い取ってもらえ、その絵画の前に立つだけで非常に幸に深く満たされたという――