第90章 未来への展望
その孫娘は…ちゃんと守られている
神国王の元へ預けられ、そこへ冒険者も拠点を移すこととなった
親父との約束を果たすんだ!と意気込んでいる冒険者に、ケイトは大きく頷いた
ケイト「頼んだよ…
お父さん!」
冒険者「おうよ!!^^」
孫娘「ちらっ)←ケイトを見やる
(ちらっ)←冒険者を見やる
ふふふっ^^(にっこおおおおお)←満面の笑みを浮かべる
爺様…
私…お父さんと、神国王様と、仲良く暮らしていきます
平和に、平穏無事に…健やかに…
貴方が望んだように……
でも、立派な太極拳使いにもなりますから
ミルキ『なにぃっ!!?』
だって…私のお爺ちゃんは、一番の目標だから^^//
一番大好きなのは…変わらないよ?」微笑
ミルキ『…‥……
ふん////
好きにせい/////』
孫娘「うふふっ^^
ありがとう…
お爺ちゃん
だあい好き^^」
死者と話せる降霊の魔術式(1669,1681ページ参照)で、最後にそう話し合っていた
コクーンで生き返る対象であったが、本人が拒否していた
何でも…
ミルキ『弟子からの施しは受けん!!
輪廻の理を捻じ曲げるな!!』ふんすっ!!
とのことだ…;
如何にも彼らしい発言に、皆は苦笑を隠せなかったそうだ……^^;
自分の意思で選んだこと…しっかり生き切ったこと…
欲を言えば……幸せになる姿を傍で見たかった、新婦となった大人の孫娘を新郎へ送り出したかったこと
言い出していけばキリがない、と切り上げられた為、聞けたのはそこまでだったらしいが……
立派な…誇りある拳法使いだったと記しておく
「人へ尻拭いをさせ続ける在り方」
「「それ」を善と歪める行為」は「癌」である
その代表例として
「彼を殺すやり方で願いを叶え」、
「その行為」を、「その責任から逃げること」まで、
「善だと捻じ曲げること」は、「悪」であり「罪」とされる理由として
教育における題材としてこれ以上のものは無いと、大きく取り上げられることとなった
偉大なる師父(シーフ)として――歴代の拳法家に名を連ねたという
そして――
『見ている
ただ――
ずっと見ている』←5222ページ参照
『遺された命全てを投げ打ってまで守り抜いてくれた、大恩ある恩人』
『創世神の親』に、誇れるように在ろうと―――