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Unlimited【ダンまち】

第90章 未来への展望





そう笑い掛けるケイト…



怒られてもいい、ちゃんと伝えて欲しい
辛い想いをしながら一緒に居るんじゃなくって、幸せで居て欲しい

その為に動きたいし、頑張りたい
共に生きたい

幸せな今を、共に築いて、笑い合いたい


一緒に―――



それが…相互が幸せになり合える未来――

目指すべき未来だと、僕等はわかった
それを、『未来への展望』として、『その為の指標』と置くべき『方針』だと悟った



癌のように―自分の願いや欲のみに目を向けて、それ以外を無視する在り方では、幸せはその為に動かれた人と自分のみに限局し、それだけで完結して終わってしまうのだから


ケイトのように――
原初の始祖神のように―――

『全体の幸せ』を第一に置かなければ――全体を幸せにすること等、未来等…望めやしないのだから―――――



だから――――――『己を除く全ての実在化』の為に――『己のみ』をその為に捧げる(己を除く全ての母体となる)在り方を貫けるのだから――――――――



『守り』
・小さな精霊(二頭身)の見た目をした人形(ひとがた)
・魂が生まれた瞬間から常にずっと傍におり、掃除や「植え付けられた癌腫瘍」の除去等をしている

守り「消える時は一緒だよ?//
えへへ」←照れ臭そうに笑う


守りは漂白、清浄そのもの
呪いは墨汁、油汚れそのもの

その為…相反する存在と言える


手順
その1.
霊体に引っ付いた癌腫瘍を、外に出ている部分を削り出して切り離す
切り離したものは浄化してから消す

その2.
根っこ部分を浄化の力を送って浮かせて分離させる
同様に消す、この世で例えるなら洗剤で油を浮かせる感じ
霊体の膜と魂の膜は、水の膜なので分離しやすい傾向にある

その3.
削られた部分を守りで保護して再生するまで守る
傷口をガーゼで覆い、再生の保護をする感じ

その4.
全体を綺麗に掃除し、清浄を付与して、癌腫瘍が寄り付かないようにカバーする

守り「コーティング!
バリアー!!

癌腫瘍にあっちいけ〜!!」


そして……
逆にケイトを嫌うと……

守り「近付けないよ〜!
守れないよ〜!
削れない!><;」半泣き


しかし…主犯格の癌、癌一同といった呪いの発信源を好むと……

呪いばかりが近付き、根付き、魂に侵食が進み、あっという間に闇の発信源へと変異させられた


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