第89章 堆魂の儀(ついこんのぎ)
創世神教
創世教会
神殿に出来たもの
エンシェントスライム
量800万
質1億2000万
魔石においては質は変わらず、量は400万となっていた
無限に生きることで、量は少しずつ増えていったそうだ
魔石は空になっても量は変わらないので
魔力スライムとして、同じ魔力を持っていた為
原初の始祖神がこの世に生きた証とも言われている
それぞれの原初の神々もまた、同様に残したとか……
それもまた、死なずに残り続けたらしい……
入信の手順
神殿に赴く
・神の前に祈りを捧げる為
神像の前で膝をついて祈る
・神に入信しますと伝える為
紙に署名する
・8倍から7倍に下がらないよう記録に残し、同時に入信した神にこの世で死ぬまで見守ってもらう為
※なお、紙は神像に捧げられ続ける
ケイト「主犯格の癌が消えたら…
主犯格の癌によって癌になった隠れ癌が消えたら…
少しは…自由に動けるようになるのかなあ」
そんな吐露を、今にも泣き叫びそうな痛切な声で零した
左目(初代)から涙が零れ落ちる
ケイト『たとえ自我や記憶が無くなっても
命が無くなっても
想いが無くなる訳じゃない
したことも、されたことも、全部残る
たとえ無くなっても、消滅しても、思い出せなくなるだけで、無かったことになる訳じゃない
大事なもんは全部ここにあるぜ!』←微笑し胸(心)を親指で叩く
ケイトの残した言葉(5269ページ参照)…
それは……
姿形を変えて、『己の一部』が無駄にはならず、
全ての生へと繋がり、命、存在へと変わって、
『在り続けてゆく(実在)』ということ――
『原初の始祖神としての本懐、役目、本質、望み、在り方』を、そこに見た―――
そして…
ケイト『返して欲しいからしてるんじゃない
あいつが頑張ってきた1兆5000億年を無駄にしていい訳が無いだろ
あいつが守りたいなら何でも守ってやる
自分が犠牲にしなきゃ出来ないなら何年だって無限年だって耐えてやる
それぐらいしなきゃ……
あいつの頑張りに報いたなんて言えねえんだよ!!!』真剣
その『想い(5268ページ参照)』は…変わらないことも……
そこが肝心であることも…
変わらないことも……――
だからこそ―――『2代目原初の始祖神』に選ばれ、『創世神』と認められたのだと――――