第88章 神聖たる導き
それから僕らは皆で地球上を見て回って、
守っても未来に悪影響が無いもののみを採取して保護して回った
神国に送り付ける中、食料も水も底をつくこともなく…
全てが終わる頃には…1日が終わっていた
大まかな全体が全て保護出来、それから疲れも溜まっていたのもあってか、
皆、揃って泥のように眠りについた
メイドに一切の家事を任せ、休み(治療と回復)に専念することとなった
結果的にとは言え…休みが3日となってしまった
特にケイトの疲弊具合は凄まじく、『ラスト・ブレッシング』という名だけあって著しい弱体化をその身に及ぼし、寝たきりとなっていた
火の四日間――それが続く最中…
流した涙が変異を齎した
雨が火を鎮め、地殻変動と地震を除いた全ての災いを収め出した
4日という長い時を掛けて―――
それから…全ての大災難、大災害が終え、最後の災い――大災厄カタストロフィが起こった←5156,5159,5160,5253~5255ページ参照
大災難の2日後、大災厄の2日前、
7月7日に起こった大災害(地球大震災)は『ハルマゲドン』と呼ばれた――←4920,5034,5165ページ参照
大地を揺るがし全てを変貌へと追い込んだことから――
それは…かの大災難は前震であり…2日掛けて本震へと辿り着くという恐ろしさを物語っていた
大地が全てひっくり返ったような震えが全てを襲い…全ての海を、空を、天を、地を呑み込み、全てを文字通り引っ繰り返して揺さぶり続けた――文字通り旧文明と旧世代に終わりを告げる…大陸という大陸、島という島、その全てを海の底へと沈めた、その余震も起こらない程に地殻に大ダメージを与えた凄まじい本震も、前震も、2日掛けて続いたことから…ハルマゲドンと名付けられたのも頷ける
七夕ということもあってか…皆挙って、早くこの災厄が終わりますようにと願っていた
その余震の始まりであった大災難の名は…「癌と隠れ癌」への神からの裁きの鉄槌(原初の滅神による雷)として、バラク(稲妻という意)と名付けられた……地殻変動による陸地全てを呑み込む津波、それに伴うマグマ噴出による暗雲、それによる落雷から――
大災厄カタストロフィは――日付が変わると同時に起こった←5160ページ参照
融和時代の始まりは大災厄と共に訪れる――