第88章 神聖たる導き
光となって散ってゆく最中に掛けられた声…
自らの想いを汲み、評価し、大事だと伝えてくれた、その温かな想いに――
全ての闇「唖然)
…
ふっ(微笑)
…
ありがとう^^
私の愛する人よ――」
ケイト「ああ――
俺も…愛してる」
そう言葉を発して、涙を散らした
互いに…満面の笑みを浮かべながら……
光となって散ってゆく中…
涙がやっと地へと落ち、降り注いでゆく
雨となって――
雲の上で小休憩中
ケイト「世界の全部を知って…
我慢出来なくなっちまったのかな……
ごめんな…負担ばっか掛けちまって」
『お前が言うな』
ケイト「うっ
…だめ?;」
フィン「いいかい?
僕達は負担を掛けてる側なんだ
君を…大事にしたくても…どんなに大事にしても…足りないぐらいで
ケイト「そんなことない!
いっぱいもらってる!!
だから頑張れてるんだ!何も無かったらここまで頑張れない!!断言出来る!!!」拳握り真っ直ぐ見据える
ガレス「にしても…
その性格、なんとかならんのか;」
ケイト「へぁ?」きょとん
ガレス「殺そうとしてきてる人に大好きとか
愛してるとか」
『あー』
フィン「こればっかりは…性格かな?^^;ははは」乾いた笑み
ラーニェ「そんなバカでない限りは惚れん」瞑目淡々←分厚い雲を縫って休める足場にしてる(本質が闇で心が水)
フィン「………(微笑したまま固まる)
それは…惚気かい?」顔を覗き見る
ラーニェ「///」ふいっ!!←耳まで真っ赤、顔逸らす
レイ「ふふふっ^^」
ティオナ「みんな、同じ気持ちなんだね^^」
アーニャ「そーニャ!」
作業を手伝いながら返す
リヴェリア「しかしまあ…
よくもまあ我慢出来るものだ」
ケイト「ひとりなら…出来なかったよ…
お前達が居てくれるから
初代が…みんなが、寄り添ってくれるから…
頑張れる…大事に出来る、大事にしたいって想えるんだ」微笑
リヴェリア「そんな想いを抱けるだけで称賛に値する
あまり無茶をするなと苦言したい所だが
ケイト(ぎくっ!!)ぷるぷる震え恐怖
リヴェリア「今はそうも言ってられる場合でもないしな(嘆息)
…なんだその顔は」
ケイト「いやなんでも」心底ホッとしてる
リヴェリア「……帰ったら1時間説教な」
ケイト「なんで!!!?」ガーン!!!悲痛