第88章 神聖たる導き

闇が全て全方面に展開され、全方位から無限に攻撃を受ける

僕達は全ての闇が現れた時点で隔離され近付けずにいた


全ての闇「お前の責任でもないのに、お前達だけに負荷を背負わせる実情を
何故怒らない？何故殺さない？

何故…
何故…
何故…
何故…
何故――！

（ギリッ！！）


一番怒るべき存在が怒らないんだ！！！
投げ出したって文句を言えんことしかしてないだろうが！！」

ケイト「それでも…

我慢してきたんだ

頑張ってきたんだ
たった一人で！！！（ぐっ！！！）

原初の始祖神は！！

1兆5000億年も！←避けながら掻い潜り一発食らわせる


全部人のせいにして
自分だけ逃げる訳にはいかないんだよ！！」かっ！！

双眸の目が発光する
初代と2代目の意思が一つとなり、溶け合い、強大な一撃となって、全ての闇に解き放たれる


散り行く中

全ての闇「あなたは…特別な存在、で」
ケイト「特別ってなんだよ

全部…一つとして同じものなんて無い
特別だって言うんなら、それは一つ一つで、全部が特別なんだ
だから…尊いし、大事なんだろうが

一つしか無いのは…代わりが居ないのは…皆同じなんだから！」


全ての闇「大事にしてよ…
あなたを大事にして欲しいのに…
なんで……」滂沱の涙

ケイト「それでも…自分だけ生き残って、何になるんだよ
……私は……もう…

一人だけ生き残るのは、嫌なんだ…
あんな（目に遭う）のは…もうごめん（嫌）なんだよ」

創世神として生まれた頃…
一人だけ生き残って得た想いを、言葉を紡ぎ、呟く

『大事な想い（学び）』だから――


ケイト「たとえ自我や記憶が無くなっても
命が無くなっても
想いが無くなる訳じゃない

したことも、されたことも、全部残る
たとえ無くなっても、消滅しても、思い出せなくなるだけで、無かったことになる訳じゃない

大事なもんは全部ここにあるぜ！←微笑し胸（心）を親指で叩く


好きだからいいんよ^^
にししっ」満面の笑みを浮かべる

フィン「どの世界でも変わらないな…」微笑

リヴェリア「変わらなさ過ぎだ
まったく…（嘆息）

本当に…仕様の無いやつだ」微笑


ケイト「だから…安心して見守っててくれ


お前も…特別で、大事な存在だから

ありがとうな
俺の為に、怒ってくれて^^


お前も…大好きだよ」微笑