第86章 紡ぎ

ティオナ「どういうこと？」

フィン「創世神の親は、癌を延長させたばっかりに、癌と隠れ癌から殺されただろう？
それと同じさ

もっと延長しろと『人に』求めるばかりで、一向に自分で延長出来るようにしようとは努めない」
ティオナ「あー…なるほどね！
わかりやすい！」

リヴェリア「そして『創世神の親』を殺すまで、『創世神の親』を見ずに勝手を続けて負担を増やし続けた」

ケイト「もっとわかりやすく言うと
「もっともっとと『人に』求めるばかりで一向に減らす気が無い人達」ね；」
『それも『延長してくれ続けている人達』に対してね
クレクレ星人』
アル＆ディ『こわい；』がくぶる抱き合う
アイズ「うん；こわいね…見分けが付かない；」よしよし←アルとディの背を撫でる

ティオナ「その気が無くてもなるの？」
原初の神々＆次世代原初の神々『なる』

リヴェリア「もし仮にだが
その気が無かったから殺しを無かったことにしろ、もっと寄越せ
と求めるものをどう扱うべきだと思う？」
ティオナ「あ！有罪！！」

リヴェリア「そういうことだ」嘆息
フィン「頭が痛いことに自らの非を認めないからね？
自分で出来ることすら人に押し付けて回る」嘆息
ガレス「他力本願じゃ」嘆息
ケイト「自分のやる分を減らしたいんだよ」嘆息
『「変わらず寄こし続けろ当然だろ」って時点でどっちもどっち』

ケイト「今があるのを当然だと思うものは大体が癌でいいよ、もう無理お手上げ」お手上げ嘆息
フィン「殊更その延長をしに生贄（犠牲）になりに来た本人（ケイト）相手に新米だろ？と馬鹿にする人とか」腕組み嘆息
ガレス「そもそもが負担を増やすことにばかり傾倒しておるからの、大体の人間が」嘆息
リヴェリア「嘆かわしい限りだ；」額に手を当てて嘆息

ティオナ「ケイトが宿った時点で消えるはずだったんだよね？」
ケイト「ああ
生まれる前って言ってはいたが、それはこの世の胎児に宿る時点を指す←4916ページ参照
本来なら、その日が全てが消える時だった…

本当なら…通例通りなら…私は、神界に入って、原初の神々界に行く所だった
入ったが最後、よっぽどのことが無い限りは神以外の位の方とは相まみえない…はずだった

………全てを生かす為…か」ぽつり←天を仰いで呟く


フィン「アルヴの王森にもいないようだね←データを見る

着いたよ
行こうか」