第86章 紡ぎ
ケイト「………………」じとおおお
始祖神「100兆年に1人はいるのよ?」
ケイト「……その1人は?」
始祖神「…‥……←顔逸らし硬直
まだ出てない」
ケイト「…‥……………………………」じー
始祖神「…‥……………………………
ごめんなさい、期待させて;
ケイト「いやいいよ
諦めも付くわ
そりゃ口々に見捨てろって言うわ;はああっ←腕組みしたまま嘆息を零す
一応、癌の魂が生まれた場合の情報を教えるね?
癌の魂は必ず癌になる
それと同じ魂を存続させない為、控えとしてデータのみ取っておき、闇が出ないようにだけ注意して封印している
癌になった魂と同じ魂が生まれた時に即刻消す為、すぐわかる控えとして取っておいている←4976ページ参照
癌が載った情報というだけで闇が噴出するが、決して出ないようにだけ注意して封印し、厳重に保管されている
その書類の束、控えは、魂を生む際に必須となる
魂を生む際に必ず確認するようにと厳命を受けている
生む際に書類の束、控えを翳すだけで、
癌の魂かいずれかがわかり、癌の魂であればそれに該当するデータが記載された書類が見開きで開かれる
控え
・癌の魂1人につき見開き1ページ(縦30cm,横(見開き)84cm)で全てのデータが記載されている
・ページは無数にあり限りが無いが圧縮されて1冊の帳簿(A3横長)という形を取っている
・全てのページは連動しており該当する魂であった場合自動で開く為調べる必要が無い
使用方法
・魂を生む前に閉じた状態の控えを横に置く
・魂を生む
・癌の魂である場合、自然とページが開いて該当する記載が示される
翳すまでも無く全自動で開くから、その時は邪神様に渡して黒の国行き、消滅ね
最初の内はずっと確認の為にこの世に転生させたり色々とやって見たんだけど…
悉く期待を裏切って必ず癌になった為…消す方針に至った
癌を善人と歪めることで癌になり掛けた「見た目のみが癌の魂となった癌の魂」が『原初の魂(原初の神々のそっくりさん)』によって癌から脱して清浄化する場合は1兆年に1人はいたそうなんだけど…
あれの光景はその非常に稀な事態が起こった場面だ、2代目原初の滅神が原初の神々界から観察している時←3614ページ参照
癌に対しての免疫性が無い、「抗えないで染まる魂」も「癌の魂」に該当するんだって」
