第85章 エラー

ケイト「ねー。
爆弾解除済んだ？」
原初の神々界『まだー！！』

ケイト「むーー…」頬が膨らむ


この世が癌となりかけていた
癌となった場合、癌の闇が破裂する、すなわち世界が消滅することを意味する
つまり爆弾と化していた

そして生まれ変わるまで秒読み段階にあった

爆発まで5秒前
ぐらいの緊迫した場面

結果、包囲網をすり抜けて2番目がケイトの元に辿り着き、今がある


原初の始祖神「要するに、ケイトは爆発を止めるストッパーのようなもの」

ケイト「ぶー！！」頬を膨らませてぶんむくれる


生きている間しかこの世には影響を及ぼせない
その為必死に…なんとかしようとしてる訳なのだが……

如何せん、ヒビだらけで修復し切れん
その為、一度消そう、という話になっている
「この世」だけでなく、「この世をそうした人間」も込みで

失敗作（癌に必ずなる存在）だ


ケイト「この世はね、神様が介入せんようにしようって、取り決めた上で、自習部屋にしたんだよ
本人たちの意思を尊重して、学べるような下地としようって
それがなあー……大体が、サボるわ、やりたい放題にするわ、傷付けるわ、殺すわ、それでいながら断罪するなだの、我儘放題…
要するに、めちゃくちゃに荒らされたってこと
爆弾にされたんだよ、人間達の手によってね

この世を癌にした人間だけ消しても同じこと

まあ二度と生まれることはないだろうけれど…恐竜と一緒

あんだけ荒らされまくったらどうしようもねえよ


爆弾と化して、あちこちヒビが入って、墨汁が辺り一面に散らばって、全てを消滅させる
その状態にあったこの世を、無理やり繋ぎ止めて、絆創膏のように爆発を抑え込む
それがこの世における、私の…2代目原初の始祖神としての最初の仕事だよ
私にしか出来んから…その方が色々と都合がいいから、許可されたんだそうだ

この世を内側から実在化を強化して、それによって絆創膏のように抑え込むことに成功したってこと


だが…魂と同じで、どの世界でも同じく、必ず癌の世界となる
勿論地続きの世界も

だから…人として生まれ変わるよう、定義付けられた


って言うか…この世には、神は接触しない、あっても最低限、って取り決めたのに
神が勝手に降りてきて好き勝手してる時点で救いようもないがな」じと目
ぎくぎくぎくぅ！！←勝手に降りてきた神々達