第84章 竜の巣
死に掛けた訳だし…
そんな言葉を飲み込んで僕は宿に誘った
が…
突如、嵐が舞い起こることになる―;
ティオナ「今日は私と二人っきり!!」
アイズ「まずは順番決め!!!」
リヴェリア「落ち着け、焦るな!
時間はまだたっぷりとある!
最悪、異空間結界で閉じ込めればまだ猶予は」ギラリ
ケイト「ひっ!!」たじっ!!真っ青
フィン「……;
あははは;
せめて脅すのはやめてやってくれないか?;
ただでさえ疲れているんだ…今日は休ませてやってくれ。
死に掛けた訳だし」
リヴェリア「む…;
それは勿論だ。
だが、出来ることなら今日中に決めておきたい」
フィン「それこそ本人も交えずに君達で決めておいてくれないか?
もし本人の意思を交えたいのなら、確認する時にやればいい。
でないと……(ちらっ)
ほら;」ケイト指差す
『?』ケイト見やる
ケイト「疲れた…疲れたよおおお、白竜ううう;」
白竜「きゅううう;」よしよし
テロップ『訳:お疲れ様;』
ケイトが白竜を抱き締め、その背の上に白竜が頭を乗せ撫でるよう動かしていた
『………;』
リヴェリア「済まない;」
ガレス「済まん;思わず熱中してしもうた;」
ティオナ「まあ…結婚したばっかりだし;
ね?」アイズ見やる
アイズ「うん;」
リヴェリア「そうだな…今は控えるとしよう;
せめて夜までには…」
メイ「今晩どうする?一緒に寝る?」無邪気
アイシャ「こら;」椿「戦争が起きるぞ;」顰め
アル「いっしょ、いいよ!」キラキラ
ディ「みんないっしょ!^^」ぱあっ!
フィン「まあ部屋割りは置いておいt
『全員一緒!!』
フィン「あははは…お任せするよ^^;
一先ず休ませてくれ;
精神崩壊してもおかしくない目に遭ったんだ、ケイトは;」
リヴェリア「術式も探さねば」
ケイト「ひいっ!!」
頭痛の種よろしく僕とケイトの頭を悩ませた
原初の神々…その心を冠する術式はどこかに眠っている……らしい←4694ページ参照
神秘だね…←遠い目
現実から目を逸らすことにした
流石にこれ以上はしんどくて敵わない;体が動かない;
そんなケイトの主張に、無理しないで休んでと皆言葉を重ねたのもあって…
今晩はゆっくり休むことになった
『今晩』…だけは――;←視線逸らし
ゴゴゴゴゴゴゴゴ←皆目を光らせている