第84章 竜の巣
そして…街に戻ると……
待ってました!
と言わんがばかりに民衆に囲まれ、てんやわんやの大騒ぎとなった
前人未到の竜の谷攻略、更には観光地化が進んだこと
世界三大秘境
・迷宮
・竜の谷
・夢幻海域←4067,4069,4095〜4097ページ参照
前人未到の秘境――その全てを攻略し、観光地化した先駆者
そう有名になっていた…
のは言わずもがな、なのだが…
当の本人は…寝耳に水だったらしく…今聞かされて知ったらしい;
ケイト「嘘…だろ?;(わなわな)
一般人として普通に平平凡凡に接していく予定だったのにいいいいいいいい!!;」わああああああああん!!
フィン「君のような一般人が居て堪るか;」嘆息
リヴェリア「諦めろ」
ガレス「騒ぎ過ぎじゃ;」
アスフィ「元より無理があるかと;」
リュー「そもそもが普通では出来ません;」
ティオナ「そうそう!」二度頷く
ティオネ「あんた普通の人のつもりでいたの?;
これで?;」
どすぅっ!!!
アイズ「……普通じゃ…無いと思う;」
ケイト「ガーン!!)
アイズまで…;」ずううううううん
浮き沈みが激しいね…(苦笑)
アイズ「えっと…その……ごめん、ね?;
でも…そのお陰で、救われたから…
私も…お母さんも(微笑なで)←背を撫でる
ありがとう…//(涙目)
私の英雄になってくれて^^//
本当に…嬉しい//」ぎゅうっ!
そう満面の笑みで、跪いて手を地につけて項垂れたままのケイトを、跪いて抱き締めてくるアイズ…
それにケイトは…そっと腕を掴んで…「ありがとう…」と涙を零した
が…そんな喜びも束の間……
「観光地化した意見は?」
「感想は如何ですか!?」
「馬鹿!新婚旅行中だぞ!やめてやれ!!」
「そうよ!静かにしてあげて!!」
大騒動がすぐ横で耳を付いた…;
のだが…
急遽、お祝いということで始まり掛けた胴上げを…宴に変更してもらった
竜の谷による危機、下界の荒廃は…ケイトが張った結界によって軟化していたそれは…僕等のお陰で去った、ということで話は纏まっていた
水竜達は、竜の谷限定の観光案内モンスターとなっていた…
事実、話も出来るし、ちゃんと言葉も通じているから……
エル「歴史の一ページは、こうして刻まれて行ったのだった!(かきかき)
ほおっ//」ジーン!涙目で瞑目し天仰ぐ
