第84章 竜の巣
半径5mの地底湖、祠の前は水でそれ以外には直角な壁しかない
神速艇のお陰で水の上に僕等は立って、祠の前に居た
エル『クルトとは昔、『礼儀正しく思い遣りのある、親切な民族が作った国家』です』
フィン「……ぐいぐい来るね;」←無言の抵抗
エル『はい!!(ぐいっ!!キラキラ)
こういった歴史のものは大!好きなので!!
とても興味があります!!!』ぱああっ!!
もっとよく見せて下さい!もっと!!!!
そう大声が響く中、「落ち着け」と聞き馴染みのある声が聞こえた
テラン国王『クルト王国か…確か5000年前に滅んだはずだ。
位置的に竜の谷の地下だったと思うが…ど真ん中の』
ケイト「マジで!!?;」
テラン国王『嘘は言わん』むすっ
ケイト「そうだったのか…ありがとう!」
リヴェリア「ということは、それよりも前に栄えていた国ということか」
フィン「石碑にはなんと書いてあるか読めるかい?
大分劣化が進んでいて、最早原型が見えないが…」
エル『大丈夫です!読めます!
読んでみせますとも…!!ふふふふふ』メラメラ&ゴゴゴゴゴゴゴゴ
『おお…』たじっ!
テロップ『熱にあてられてタジタジ!!』
エル『なるほど…
これは古代人の警告です』
ケイト「え?」
エル『汝、この卵に触れるなかれ
触れれば災いが起き、滅ぶだろう』
ケイト「へー…
ってヤバいじゃん!!!;」驚愕
ガラッ
その折、頭上から光が射していた5cmにも満たない小さな穴の端っこ、ちょうど石の祠の上に位置する場所が崩れ、欠片が降ってきて…
パラパラ
どすんっ!!
ケイト「へ?」
とんっ←卵が欠片に押し出されケイトの両掌に降ってきた
ケイト「わああああああああ!!!!わーわーわーわーわーわー!!!!!
ふれた!!ふれたふれたふれふらふれふらへうあるふあえるえあうれふえはれ」
『落ち着け!!!!!!;』
ケイト「ふへええええ@@;」
パリッ
ケイト「パリぃいいいいいいいいいい!!?」両手を全力で伸ばして距離を置こうとする
パリパリ
手乗り白竜「きゅうううう
(パチパチ瞬き)
きゅい?」小首傾げ
女性陣『可愛いいいい!!!』きゃああああ!!
エル『待って下さい!文には続きがあります…
余りの可愛さ故に理性が滅ぶ
注意すべし
とあります』
『だあああああああああああ!!!!!!』←皆ズッコケる
