第84章 竜の巣
リヴェリア「?何だ?これは」
ケイト「?地下…みたいだね」
ガレス「まさか巣があったりしての」
『!!』
フィン「ということは…まだ生まれていない為、生物という枠組みから外れ、対象外になったと…」
『あの殲滅魔法の…;』じと目
ケイト「言わないでええええええええ;;」わああああああん←跪いて地面に両手を付けてしょげ込む
フィン「まあ冗談はさておいて…
ンー…」
ティオネ「どうしました?」
フィン「いや…
不用意に突っつくのもどうかと思ってね…
罠の可能性もある」
ケイト「どうする?」
ティオナ「行くっきゃないでしょ!
極東でもあるじゃん!英雄譚で!!
虎を狩るには巣に突っ込めって!!」キラン!!
フィン「それを言うなら」
リヴェリア&フィン『虎穴に入らずんば虎子を得ず、だ;』
『おお~』パチパチ拍手
ティオナ「流石!」キラキラ微笑
ケイト「じゃあ……行く?」
『行く!!』
フィン「もうここまで来たら行ける所まで行こうか、ははは^^;」肩すくめ苦笑
リヴェリア「投げやりになってるな」
フィン「ならない方が無理だ;」
リヴェリア「ふふっ…楽しそうで何よりだ」微笑
フィン「どこをどう見たらそう見えるんだい?^^;
まあ楽しんでいる自分もいる訳だけれど…;」苦笑
空笑いばかりが浮かぶ中…
ケイト「よかったあ…絶滅しちゃったのかと思ったよおおお;」ほっ&がくがくぷるぷる
アイズ「ほっ)…(元気が出たみたいで、良かった」微笑
フィン(アイズ…元気とは違う;安堵だ;)たらーり
そんな想いをよそに、舟は一瞬で目的地に
テロップ『敢えて言うまい』
辿り着いた場所は…空洞の地底湖だった
赤土の鍾乳洞の壁に囲まれ、不自然に常に天から太陽の光が射して当たり続けている箇所があった
そこには古代よりも大昔からの小さな岩の祠があり、苔が辺り一面へばり付く中守られた…卵がひとつ鎮座していた
『………………え』
フィン「石碑があるね」
ティオナ「なんて書いてあるの?」
フィン「読めない、古過ぎる」
エル『それは古くから伝わるクルト文字です』
フィン「……何で君が?;」
ケイト「いや、古代と来たらこの人だと思って連絡を」
エル『いただきました!』キラン!キラキラ微笑
…楽しそうだね;
テロップ『敢えて言うまい!』キラン!←二度目
うるさい;
