• テキストサイズ

Unlimited【ダンまち】

第83章 剪定





ティオネ「ですよね?団長!//」キラキラずいっ!
フィン「あ、ああ、そうだね」たじっ!

ケイト「『剪定』って心が、『創世神の膜』に選ばれる根幹
創世神の根幹の、更に根幹だから、創世神として認定された証…

だから……だしの素?」ぐるぐる

フィン「つまり世界をだしとした場合の比喩表現だよ

いいかい?
創世神によって形作られただろ?」
ケイト「うんうん」

フィン「そして…始祖神によって維持されている
神々の力も、世界も、何もかも、その全ての存在を、それらが生み出していった全てをも」

リヴェリア「なるほど…」

ティオナ「え?え?え?」

リヴェリア「つまり比喩表現抜きに全ての根幹ということだ
それを、全ての実在化を実行に移せる権限を持つもの、という意味合いでな」

ケイト「あのさあ(挙手)

簡潔に述べると、
『剪定』による『「癌」の見極め』って、癌の特徴である『魂の外殻』が破れ掛けてることを起因にしてるんだよね…
つまり、『創世神の膜』がまるで…自分と同じ体のように感じるんだよ

小さな変化まで…あ、穴が開きそうだって感覚で……感じるんだ


だからなのかな…?

実在化は出来ても…消そうとまでは、想えないんだ
どんなに酷い人だとしても、されたとしても…自分の好きにしたいとは、想えないんだよ」

フィン「それこそが根幹だろうね
全ての根源であり、そうなる為に必要な欠かせない存在なんだろう

いいかい?
自分の好きにしていいだなんて思うような人が、出来る人が、実在化なんて力を持ってしまえば、それこそ勝手な独断で好きにされてお終いだ←瞑目&肩竦め


これは仮説だが――それを防ぐことこそが狙いだとしたら?」開眼
ケイト「!」瞠目

フィン「だからこそ――『創世神の膜』に選ばれること、『次期始祖神』に選ばれるに値するものには必ず、『剪定』が欠かせないんじゃないか?

「癌」の「『自分を大事にしてくれるもの』への『思い遣り』を蔑ろにする根幹」、それを嫌悪する理由はそこじゃないのか?
うまくは言えないのだけれどね…」

ケイト「いや…合ってるよ
俺も…始祖神も…同じ想いだ

『人からの思い遣り』を、大事にしないから
思い遣りで返さないから

私情で振り回すだけ振り回しておいて、なんの罪も責任も背負わず取らないから

だから…自ら消える、全部を道連れにして」


/ 5987ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp