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Unlimited【ダンまち】

第80章 願い





涙「ええ、存分に楽しませてもらいましたし、私達でやりましょう」
小狼「いえ、俺が行きます」

『え?』

ファイ「小狼君?」


小狼「…俺も…力になりたいんです!」

ファイ「…決まりだね」微笑
黒鋼「ちっ」
ファイ「面白くない?」
黒鋼「始祖神の狙い通りって気がして嫌なだけだ!」けっ!
桜「私も行きます」
モコナ「!桜も?」

桜「うん…私にも、頑張らせて?」

小狼&桜『今度は、俺達&私達が頑張る番だから』
黒鋼「好きにしろ」

ファイ「ケイトちゃんは俺達に任せてー♪」手を振る
『はい!』

モコナ「頑張って!」
『うん』

最後に触れた人を探す魔術を使って探した
が…それは、ただの一般人だった


ムー連邦の一般人が先住民に偽装して紛れ込み、
亜種リヴァイアサンのドロップアイテムである鱗を、袋ごと偽物とコッソリ入れ替え、始祖神の涙に献上しようとしていた

先住民の集落よりも、ムー連邦の中央に位置する始祖神の涙を優先すべきと考えてのことらしい



事の顛末を洗いざらい吐いた後…先住民達から、一般人がボカスカされていた


まあ同意も無くされればね…;

しかも先住民達は王族から直々に命を受けて守っていた訳だし
無断でやればダメだろう;

始祖神の涙の浄化範囲より外にあるから、という理由でだし…それに納得が行かなくての強硬手段なのだとしても;



そこら辺はまた、エル達で何とかするらしい



ぽおっ!!←純白の光がケイトの全身を包み込む
それを機に、急速に治っていった

十分、対価に見合ったようだ…

そして…


それとほぼ同時に…
始祖神の涙から、写し身の小狼とサクラの身体を作り替えるのに必要となる魔力分の回復を、本体の小狼と桜に与えられた

それに伴い、すぐさま出来る状態になった



勿論、止める気も無く…

写し身の2人の身体が形成され、
それと同時に本体の2人から、写し身の2人の記憶の羽が出て…吸い込まれていった


復活が為された後…どうしたかは、当人達次第で決めること



だが…後に、ちゃんと伝えてくれた

小狼「ありがとう」
感謝を…

口々に言われた後、私こそと礼を言った


私の願いでもあるから、とも…

こうして…長い旅路と共に、願いは叶った……



そして――旅は続いていく…これからも、ずっと……
命ある限り………


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