第80章 願い

ファイ「追っかけてくるねえー」
モコナ「はっはっはっはっはっ！」
黒鋼「はっ！追い掛けられねえようにするだけだ」黒にやり
ファイ「うっわあーまたまた悪い顔おお^^♪」

黒鋼「破魔・竜王陣！！！」
どごおおおおおっ！！！

足元の海底に向けて放ち、足止めも兼ねて全てボコボコに上がらせた


黒鋼「古ぼけたススみたいだな」

ファイ「まあまあ…持って帰ればわかるよ

3人共無事でね？」
黒鋼「はっ

当然だろ」にや

モコナ「うん！（シュタッ！挙手）
絶対！みんなで帰ろうね！^^」
黒鋼＆ファイ『おう！＆うん！』微笑


ケイト「……

（ぽおっ）←額が光り虚ろな目で開く

小狼とサクラ…この世で再び、生を受ける
肉体を得て、写身ではなく、仮初めの命ではなく、人間として、生を受ける
その時は――すぐ、そこ


（ふっ）←額から光が消え目に光が戻る

よかっ…た」微笑

かくっ←再び脱力し瞑目


桜「ケイトさん！！？」ばっ！！
涙「気絶してるだけです」

桜「……見えたんだ」

ファイ「みたいだねえ」
桜「ファイさん！黒鋼さん！」
小狼「モコナは」
モコナ「無ぅ事ぃ！！（ひょこっ！）←ファイのマントの中から出る
きゃはっ！」
小狼＆桜『よかった』ほっ

黒鋼「俺はついでかよ」

小狼「え、いえ、そんなつもりは」あせあせ←手を横に振る
黒鋼「ふっ

取ってきてやったぜ」にや＆差し出す

モコナ「正確には～モコナがシュッて取ったんだよ！シュッて！」
ファイ「かっこよかったねええ～^^」パチパチ
黒鋼「荒事関連全部俺だろ！！・・」
モコナ＆ファイ『てへっ＆はっはっはっはっ^^』きゃーきゃー

手を取り合いはしゃぎ合う二人をよそに、
始祖神の涙が手元に運び、凝視した


涙「違う」

『？』
『え？』
ファイ「確かに中にあるのを取ってきましたけど」

涙「これはダミーね
本物を取った人、盗んだ人がいます」

黒鋼「ちっ
無駄足かよ」
涙「そんなことはありませんよ

これを証拠に、盗人を捕まえられます」
ファイ「えーっと…それをするのは？」

涙「…^^」にっこり！

ファイ「俺達ちょっと交渉してきまーす」
黒鋼「俺は行かねえぞ」
ファイ「へそ曲げないでええ」
黒鋼「行かねえ！」けっ！
ファイ「黒様ああああん♪」
黒鋼「気色悪い呼び方してんじゃねえ！！・・」かっ！！