第80章 願い
癌に脅かされない環境とは
何の波や固定観念にも脅かされない環境を意味する
つまり…固定観念、歪みの押し付け(無理強い)を廃止すればいい
難しいだろうね…本当に
認識を違えるな
固定観念の押し付けを、善だと歪めるな
繰り返すな
これはそのままの意味だ
捨て置け
関わるな、干渉するな
固定観念を持つのは勝手だが、それに雁字搦めになって人まで巻き込んで苦しめるな、ということか
それが脅かすといった結果や形を生み出す基(もと)となっていたのだろう
だから…脅かして回る存在、歩く災害となってしまったと……
辻褄は合う
聞いてみると…目から鱗だったようで、合ってる!凄い!と感嘆の声を掛けられた
ケイト「早速法律に………
(ぴたっ)
……‥」
『?』
突如、長い沈黙と共に動きを止めるケイトに、僕等は首を傾げた
フィン「どうかしたのかい?」
市民カードの板面を前にして、浮かばせた状態のまま硬直するケイトの肩に手を置いて尋ねると
ケイト「………;(たらたら)
どう組み込めばいいの?;」たらーり
滝のような汗と共に恐る恐る振り返り、冷や汗混じりに僕の方へ向いて尋ねられた
がくうっ!
なんだ、そんなことか、とばかりに皆から力が抜けた
が、まあそれはそれ、置いておいて…話を進めよう(こほん)
フィン「固定観念に縛られない、押し付けない、無理強いをしないこと
これで半分は減らせるはずだ
そして…繰り返すな、と」
ティオナ「しつもーん!」挙手
『?』目を向ける
ティオナ「後片付けもしないでやりたい放題なのが癌なんじゃないの?」
フィン「それも一因ではあるけれど…全てとは言い難い」
ティオナ「えー;」
フィン「正確性に欠けている、と言った方が正しいかな?
その言い方だと」
ティオナ「うーん……よく違いが分からないんだよねえ;」腕組み首傾げ
フィン「後片付けもしないにしても、
ちゃんと最小限になるように考えているものも、中には極少数とは言えいる
その場合だと?」
ティオナ「はっ!)あ!癌じゃない!!」
フィン「そういうことだ
つまり…
そういった意味合いでも、認識を違えるな、といった所だろうね。言葉を借りると…
線引きも忘れないようにしないと…
一概に言葉一つで表現できるかと言われれば難しい」思案顔