第78章 火の都
ねえんだ………
どんなに…あばれてやりたくっても…………
なんにもっ、ならねえんだから……‥」わなわな&ぽとっ
その言葉により…終止符が打たれた
その涙に…涙で、慟哭で答えるものが後を絶たず、次々に泣き声を、咽び泣く叫び声を上げて行った
拳を握り、震え、それでも
右手で癌達を制し、行かせまいとしながら…
一番納得していないのは…ケイトの方だった
「だったらこの想いはどうなる!!?
俺達の怒りはどうなる!!?」
ケイト「法廷で言え!!!
死んでも公平に裁断させる!!
これまでの罪、受けずに避けてきた処罰、人に着せてきた冤罪も何もかも、全部だ!!!
だから…私刑じゃなく、公式な刑に処させてくれ(すっ)←頭を下げる
頼む
その時に、怒りも、想いも、何もかもをぶつけてくれ
必ず、するから…その場を、与えるから」
『………』
「本気なんだな」
ケイト「ああ」
「覚悟は」
ケイト「出来てる」
「一国の王と
ケイト「してだ!!
神国の王として…こいつらをとらえて、裁判にかける
援助も減刑もしねえ
厳選な処罰を約束する(真剣)
(あれ?厳…あれ?;」くるくる
フィン「厳正、だよ」ひそ
ケイト((ガーン!!)間違えた!!;)
「……その言葉、信じるぜ」
ひとり、ひとり、その場を去っていった
「俺達は…お前に助けられてきた」
「パルゥムの親子の件もな…」
「だから…」
『帰ろう』
ざっざっ
ケイト「へ…?
助け?られてないんだけれども;生き返らせられなかったし;
パルゥムの…って?;」ちらっ←フィンを見やる
フィン「ああ…
癌がイシュタル・ファミリアに襲撃した時、たまたま観光に歓楽街の近くに遊びに来ていたパルゥムの家族がいたんだ
僕の母方の叔父、その息子と双子の孫がいて、その双子の内1人が殺されてしまったんだ
癌が魔法で飛ばした…飛んできた破片、それを頭にもろに受けてね…治療院の必死の治療も虚しく……
「一緒に明日は川下りをして遊ぶんだ、約束だよ?^^ふふっ」と、楽し気に呟いて…そのまま…
「治る!治るぞ!!
大丈夫!大丈夫だからな!!」ゆさゆさ
子「……‥」目を閉じたまま動かない
「大…丈っ」じわっ
アミッド「…‥」ふるふる
「ああああああああああああっっ!!!」
息絶えてしまったんだよ