第77章 新時代の幕開け
ケイト「情報共有でも怠ったのかな?
あの天使の遣いさん
本当なら知ってるはずなんだけれどなぁー、天使なら全員」
フィン「!!?;
さあ…?
でも、僕としては、その前情報は欲しかったかなあ…
今言っても仕方ないことだけれど」
ケイト「あう…;
ごめんね;」
フィン「いや、話したら…
態度を変えられるかもしれない、少なくとも…
今までのようには接してもらえない、そう判断したのは正しいと思うよ?
でも…出来ることなら、話して欲しかったな……
こうやって、誰かから指摘を受けて、そのついでで知る形じゃなくってさ…」
ケイト「気を付けます;
巻き込みたくなかったんだよなあ…;
こんな目で見られて、追い掛け回されたり、振り回されるそれにさあ;」
フィン「気持ちは重々わかる
だが…僕にも背負わせてくれないと困る
妻が、僕の知らない所で無理をしている
それが…堪らなく辛いし、後で知れば知らなかった自分を許せない
そこだけは理解してもらえないか?」真剣
ケイト「ご尤もです;
本当にごめん!;
いやぁ、逆なら嫌だってわかるんだよ
わかるんだけれどもさあ;」
フィン「……(くすり)
君の気持ちもわかるよ
この話は、これで切り上げよう?
皆も待っていることだしね?」
顔を向けて顎で指し、ケイトへ視線を向けるよう促す
ケイト「?
(くるっ)←振り返る
……あ!」
神器持ちのものしか気付けていなかったようだった…
ので、心配して目を向けてくれている存在がいることを教えた
ちなみに言っておくが…ロキとフレイヤとアルテミスは神器を持ってはいない
神器であれ何であれ、神の力を使ったら問答無用で天界へ送還されるからね
こればかりは仕方ない
そのまま…創世神の件は省いたまま、軽くじゃれ合われたのであしらったということにしていた
創世神の力を使ったのではなく…創世神の頃の感覚を思い出して、完全にジ・オールをものにしたという方が正しいようで、それのみ伝えるようにしていた
少しだけ情報を補足しておく…
ケイトが他の人と踊っている間、アイズやティオナはアリアと踊っていたようだ
他にも思い思い、食事を楽しんだり、ダンスを楽しんだりしていた
全てを一番楽しんでいたのは十が十ケイトだろうね
それを見ていた僕等もまた、楽しくて仕方なかった