第77章 新時代の幕開け
「何故―光らない?」
ケイト「必要ねえから」
限定範囲のみで爆発、炸裂させるように、エネルギーを放ち、
相手の体表、内側のみで爆発四散した
攻撃を仕掛けられたから、だろうが
「何故…何故、今になって…創世神が!!?」
ケイト「……
理由があるとすれば―
必要だから
それ以外に無いだろう――」
「ばっ、ばかなあああ!!!」
どぉんっ!!
その音は、舞踏会場に響くことも、誰かの耳に、目に、触れることさえもないまま、退場していった…
ケイト「なんっつー間抜けな退散台詞…」
フィン「……」
ふっ←解除
フィン「ケイト…」
ケイト「?」
フィン「君は…誰なんだい?」
ケイト「……
ふっ
私は私だ!(にやっ!)
たとえ…何になろうが変わらないよ
そこだけは――
お前達に、生きていて欲しい、この想いは」微笑
フィン「!(瞠目)
(真顔硬直)……
(ふっ)←笑みが零れる
やれやれ
安心したよ
心配させないでくれ」
ケイト「えー?どこが?」
フィン「どこからどう見ても、乗り移られてるように見えたよ」
ケイト「ぷっ
あっはっはっはっ!^^
なんだそれ!
生憎と、私は、根幹は、変わってないよ
上辺ばっかにとらわれんなよな!^^」くっくっくっ!
フィン「いや……そんなつもりは、なかったんだけどね…
断じて」
ケイト「知ってる…ありがとな(微笑)
心配してくれて」
細長い目を更に細め、快活に笑い掛ける
悠久の記憶を経て、
それでもなお変わらぬ『慈しみ』に、畏怖を示した、覚えた
他ならぬ僕の魂が、だ
ケイト「……そんな目で、見ないでよ」
くしゃり、と…哀しそうに、顔を歪めた
無理に、笑みを作り、帯びたまま
フィン「!!」
しまった…
ただでさえ、笠を着るようで嫌なのだと頑なだった
そんな君に、創世神として見るような目で見てしまっていた
あの時…ガイアに対して、嫌がる態度を見ていたと言うのに…!!
フィン「……済まない…
ケイトは、ケイトだったね?」
ケイト「う!ん!!勿論!!」こっくり!!←大きく頷く
フィン「くす)
……ありがとう…教えてくれて」
ケイト「こっちこそ…受け入れてくれて、ありがとう^^
嬉しいよ」微笑
差別しないでくれて――
そんな声も、聞こえてきた――