第77章 新時代の幕開け
気付けば…オッタルとガレスのダンスに、椿が加わっていた…
ああ、楽しそうでよかったね…
うん
ダンスに勤しむよりはこちらの方が手前には合ってるわ!!^^
そう快活に笑ってご機嫌よく暴れ回る演武に、閑散としたと感じるほどに目が集まっていた
どうやらパフォーマンスだと思われているようだ
神器同士のぶつかり合いは…どうしても派手になるからね……
目を逸らし現実逃避する最中、僕へ肘で小突かれた
ケイト「さあ食べよう!!」キラキラ
フィン「ケイト…君はもう少し、マナーをさ…;
そんなに焼きそばばかりじゃ体を壊すよ?;」
ケイト「焼きそば命!!//」キラーン!!
フィン「まったく…」ぺちっ←軽く手で頭を叩く
ケイト「えへへ^^//♪」ルンルン気分
4歳から7歳の時まで、バイキングで必ず野菜と肉抜きの焼きそばのみでも山盛り食べていたという…
あはは…
まあ、これもまた…楽しみ、かな?^^;
そう、自分に言い聞かせながら食べると…
沢山の地域ごとに応じて味付けも風味も噛み応えも違うようで、思ったよりも楽しめた
味わいが違う
勿論後味も…
一つの皿に、4か所に分けて山盛りに取っており…思う存分堪能できた、気がする
ケイトがティオネに腕を掴まれて引きずられていった時はヒヤヒヤしたよ…;
挨拶を交わしつつ、互いに必要としているものを提供し合い、補い合っていた
これぞ共存、融和時代の名に相応しい
そう頷いていた
石造りの領主邸、いや、王宮にある舞踏会場は縦横50m高さ3mある
上から光が、神殿と同様に水の中を思わせる薄明光線(天使の梯子)で←3338ページ参照
床も発光しており、幻想的な光景が眼前を覆っていた…
これにて終幕、とばかりに癒しの気に満ち満ちていた
よく眠れそうだ
んー!!←ケイトと2人揃って大きく伸びをする
それに互いに気付き、笑い合った
満面の笑みを向け合い、
そのままそっと触れ合い、手を繋ぎ合った
おや……
その時になって気付いた
公衆の面前ということもあってか、抱き締めたい衝動を必死に押さえているようだ
くす…(微笑)
少し寂しさを感じつつも、その成長を喜ばしくも思った
国王としての節度を保ってくれたことが……
「創世神の隠者が!何故現世にいる!!?」
ケイト「知るか」きっぱり