第75章 神器、覚醒
フィン「ふざけるな!!!!!!!!
そんなことがあって堪るものか!!!!!!」
ケイト「お前達に生きていて欲しいのは間違いかああああ!!!!!?」かっ!!←怒号&双眸睨視
フィン「間違いじゃない!!!だが…
僕等の気持ちはどうなる!!!!?
君と生きていきたいのに!!!
君と幸せに、(自身とケイトの現世の辛い出来事が浮かぶ)
ただ、(己を庇って死んだ両親と庇って死に掛けるケイトが浮かぶ)
毎日を、(生前の両親、ケイトと共に過ごしていた日々が浮かぶ)
元気に、(もう決して叶わない光景、両親が満面の笑みで自身を迎える姿が浮かぶ)
過ごしていければ…(満面の笑みで左手を伸ばしてくるケイトが浮かぶ)
それだけで…(涙目)
それだけで……っ!!!!(涙が目尻から零れ落ちる)
それを…」
『……(わなわな)
ふざけているのはどっちだあああ!!!!!!!!』滂沱
がばっ!!←襲い掛かり合う
リヴェリア「二人とも落ち着け!!
止めるぞ!!」
ティオナ/アイズ「「オッケイ!/うん!」」
フィン「君の想いなんて知ったことかあああ!!!」
ケイト「こっちの台詞だあああ!!!」
ティオナ/アイズ「「何でそんなことになっちゃうの!?/なったの!?」」
リヴェリア「痛い程にわかるぞ、二人の気持ちが」
ティオナ/アイズ「「え?どういうこと?リヴェリア/?」」
リヴェリア「つまりは、だ―
お互い、気兼ねしていたというか、
肝心な部分への伝え合い、コミュニケーション不足だ
それ故のすれ違いが、腹立たしさに結び付かせ、爆発させたんだろう
要は…肝心な所、そこの譲れない想いからだ」
ティオナ「積もり積もったって奴だね?」
リヴェリア「そういうことになる
ケイトは、私達に生きて行って欲しい、たとえ自分が消えることになろうとも
だがフィンは、ケイトを欠かしたら意味が無い…何より、今までの分、幸せになって欲しい、共に幸せになりたいとさえ淡い想いを抱いて、想っている
肝心の根っこ、その相反する部分を、いつまでも放置してきた結果だ
全く」嘆息
アイズ「???
お互い…ごめんなさいでいいんじゃないの?」
リヴェリア「そうは言ってられない程に
熱くなる程に
大事なものなんだ
大人になればわかる
思い入れが深ければ深い程、大事であればある程、
引くに引けない時がある」
