第75章 神器、覚醒
見た人々の感想…
『どこの要塞?』
テロップ『ご尤も』
勿論、正面玄関でもある舞踏会場にもあり…
そこかしこで、迎撃機能を備えた水が目を光らせている…とも言える;
部屋でも壁の中に流れており、悪事をしようものなら即座に終わりだ…;
壁を瞬時に透過して即座に…;(真っ青がくぶる&たらーり)←滝汗
現場を見たことがあるが…あれは壮絶極まるものだった;
神の力を持った者でさえも、ああも容易く…;(震)
ただのイタズラだったから解放で済んだが…
あの時は本当に焦った…;
まさか…ケイトの部屋に無断で入り、全裸で迎えようとしていた等…;
テロップ『犯人:アイシャ』
ケイトがベッドで寝ようと入り込んだ直後、騒然とした事件に発展し…王宮に帰りたがらなくなったことへ繋がっている…
が、その後…謝り倒されたことで事なきを得ていたが……;
実は、先程から挙げているその水は『魔力水』
だが、水ではない
厳密に言えば『魔力で構成された水』であって、「水分子で構成された水」ではない為、『決して蒸発しない』
ただし、体内に取り込めば無毒化するよう、ただの水となるようにしている
窒息させた後は自動で魔力水のみ体外に出て、体内に入り込み過ぎて出れない分は水分子や酸素になることで無毒化させる為だ。
溺れないプールもそれで作られている…←2515ページ参照
流体ではあるが、壁の中から壁を透過して出て来れるのは魔力=エネルギー体で構成されているから
『生きた水』とも呼ばれ、意思を持っているとも言える。
事実、堀で水浴びを楽しむ観光客を溺れないよう見守ってもいる。
最上階、屋根裏では神獣達の居住区にもなっており、僕とケイトの家からいつでも来れるようにもなっている…
なので、生活用水としては使えない。
色々な用途に使ったものが流れると思うと…抵抗を感じてしまう。
そこは皆同じだったので、問題なく保留となった…
使うとしても、あくまで非常用だろう……
先程述べた箇所に流れる魔力水
それ以外は全て、普通の水分子で構成された水で賄っている。
緊急避難所としても利用されるのだが←3351ページ参照
その中でも、群を抜いて信頼度が最も高いのも頷ける話だ…
余談だが、そこの鍛錬区では修業空間があり、妊娠前のケイトとも戦える←3223ページ参照