第75章 神器、覚醒
アイズ「無茶…し過ぎ」
リヴェリア「…本当に…
消滅してでも助けようとする馬鹿がいるか」
ぽかっ←リヴェリアがケイトの頭を軽く小突く
ケイト「………;
ごめん;」
リヴェリア「ごめんで済む問題なものか!」
ケイト「はい;ご尤もで;」
たじたじと、只管に平身低頭するケイトに、苦笑するばかりだった…
やれやれ…^^;
その内、使う食器について相談があり…
ケイト「陶器?いやでも
う~ん;」
ああ、割れる音が苦手だったね…
実父に床に叩き付けて割られ、そしてその破片を眼球のすぐ近くに押し付けられて
泣き喚くそれを見て笑われ、更には殴り蹴るという暴行の口実にしてこられてばかりいた為…
すっかり、割れる音や大きな音には敏感になってしまっていた…
トラウマ、と言うよりフラッシュバック、PTSDを発症してしまうので仕方ない
まあ、赤子や子供も扱うのだからちょうどいい
そう思って、飾るものであれ何であれ、どういうものがいいか徹底するよう言い聞かせることにした
フィン「とりあえず…乱暴に扱っても壊れない、音が響かず割れないもので
そうだね…
いっそ、透明な金属、魔力金属にでもしてみようか」
ケイト「え?;」
ティオナ「なら私達が作った方が早いね!」ふんすっ!
アイズ「そうだね…」
オオセ「かしこまりました」
リヴェリア「まずは望む形を整えてくれ
後で私達で取り揃えよう」
ケイト「その方がタダで済むしいいね」
フィン「タダで済めばいいと…思っているのかい?;」
ケイト「え?
だって安上がりの方がいいでしょ?
皆が使える分が増えるじゃん!^^」
アイズ「お金…;」
リヴェリア「自分で使おうとはしないのか…;」
フィン「いつもこうなんだ…;」
ティオナ「でもたまに衝動買いしたりして…」
フィン「ああ、うん…
本当にしっくりきたものしか買わないんだ、買うとしても…」
リヴェリア「質素倹約に慎むのもいいが、程々にな…」
ケイト「あーい」挙手
そうして…やっと本題(アリアの件)に移ることになった
他の皆は、既に鍛錬区で神器を扱いこなす為、修業に勤しんでいた…
てっきりアイズも行くかと思ったが…
事が事だった為、残ることを選んだらしい
お母さんを蘇らせられるかもしれないから、と断り
ティオナもまた残ることを選んだと