第75章 神器、覚醒
秘密通路に夢中のケイトに、オオセは疑問を呈したみたいで尋ねた…
オオセ「あ、玉座の間はどうしますか?」
ケイト「要らん」
リヴェリア「ダメだ。謁見の時どうする?
立って対応する気か?せめて目立たないものでもいいから大きな椅子に座れ」
ケイト「……はい;」
リヴェリア「ただでさえパルゥムはなめられやすいんだ」
そう、窘められる中…ケイトは項垂れるばかりだった
フィン「くす)
変わらないな…(微笑)
君はいつも…ちゃんと、耳を傾けてくれるね……
まあ、夢中になると暴走するけれど^^;
そこもまた味があっていい(うんうん)←腕組みし、深く頷く
ちゃんと落ち着いたら聞いてくれるし…)
段差はどうしたい?」
ケイト「0!!!!!」
フィン「あはは…^^;」
ケイト「差別反対!!」
リヴェリア「身分とそれは別物だと思うのだが…;」
ケイト「それでも偉さは同じ!!」
ああ、これは断固として聞かないね…;
譲れない部分だ――
そこを察して、その段差0の部分だけを受け入れた
だが勿論、椅子はシンプルながらに大きめにする気でいる
その合間に、あれこれと政務に関わるサポート系の仕事を出すことを了承していっていた
携帯を介してのリモート勤務ではあるが、王宮勤めという形式でどうだろうか、
という話題が出ていたが、本人は許可する気でいるらしい
まあ…神国の政務自体、王宮3階の隠し部屋でやってくれているからね…
王宮勤めということにはなるだろう…
そして…シンの母親と先生の件(王宮勤め)へと繋がった……
ケイト「皆と一緒に食べたい」
フィン「流石に下働きの人と一緒に食べるのはちょっと…;」
ケイト「え?;ダメ?;」
フィン「雇い主と一緒だと落ち着けないだろう?;」ひそひそ
ケイト「あ!
あちゃあああ;」
フィン「気持ちだけに留めておいた方がいいよ」
ケイト「うん、わかった!
ただし!衣食住は徹底するように!!
そこだけははっきりさせておきたい!!!!」
『……ご自由に…;』
ケイト「ちゃんと休日も取ること!!!」ビシッ!!
『……;』
リヴェリア「常識の範囲内だが…;」
ケイト「無茶禁物!!!!
フィン「君にそのまま返したやりたい気持ちになるよ;」
ケイト「ぐさっ)うぐっ;」たじっ
『うんうん!/確かにな』二度頷く