第74章 融和
ティオナ「あ!
じゃあ創世神の力2つで世界を直してみたら?」
ティオネ「待ちなさい;
肝心のあれが変わらなかったら意味ないでしょ。
本人が自分で学んで、自分から変えようとしない限り、どうにもならないってさっき聞いたじゃない。
問題の先延ばしにしかならないわ」嘆息お手上げ
ティオナ「あ、そっかあ;」
ケイト「それをした世界もあったみたいだけれど、
一週間も持たずに消えてったらしいよ」
フィン「ああ。
そもそも神が直に手を出すことはない。
深刻さを窺えるね」
ケイト「うんうん、本当に…;」
二度頷きながら冷や汗が流れ落ちた
その後ろでは、未だ
もしケイトに犠牲になれと言う奴がいたら殺してやる!!
と燃え上がるアイシャに、どおどおと周りが必死に宥めていた…;
フィン「所で…送り込む先は?
話から察するに…
その世界で、ということは別の世界に送るんだろう?」
ケイト「うん、彼等彼女等の送り先が重要で…
魔界だ」←2036,2037,2049,3504ページ参照
フィン「?妙なことを言うね。
ウラノスには消したと言ったはずだが?」
ケイト「消す予定だったが、癌の魂を消すのが最優先だってことで先延ばしにされてたんだ。
でも弱ったな…
ギルドもウラノスも、庇った罪で消されてたりはしないかな?」
フィン「してはいないよ。
第一…もう既に消された後だ、ヘスティア・ファミリアは」
キルア「もう魂も霊体も歴史ごと消された後だ。
巻き戻しに行くんなら急げよ?
っつっても俺達もう力からっきしだけど;使い果たしちまって;」
ケイト「私もだ;
目覚めるのに、創世神の力だけじゃなく神々の力を使い果たしたっぽい」
レイ「相当…無茶をしたから」
ラーニェ「お前が今からやろうとしてるのもかなりの無茶だ」
ケイト「……ああ…そうだね」苦笑
レイ「ケイト…
私が歌手デビューした時のこと、覚えてる?」
ケイト「ん?ああ」
レイ「私が歌い終わった後…
一緒に飛んだでしょう?」
ケイト「うん」
テロップ『足立佳奈「Good day」』
デビュー時は夜で、歌い終わり上記の曲が背景に流れる中
一緒に仲良く互いへ寄り添い合い舞うように飛び、そのまま空中で見えないようレイはケイトの唇を奪った
だから釘を刺したんだが…;←3734ページ参照